【J1広島】「自分の力を100%出し、必ずタイトルを獲得したい」メルボルン・シティFCから完全移籍のMFアルスランが加入会見

AI要約

トルガイ・アルスランがサンフレッチェ広島に完全移籍加入。アルスランの経歴や意気込み、広島入りを決めた背景が明らかに。

雨野強化部長がアルスランを高く評価し、チームにとって重要な中盤補強の期待が高まっている。

アルスランは全体練習に合流し、8月1日の試合から出場可能となる予定。

【J1広島】「自分の力を100%出し、必ずタイトルを獲得したい」メルボルン・シティFCから完全移籍のMFアルスランが加入会見

 サンフレッチェ広島は24日、メルボルン・シティFCから完全移籍加入のトルガイ・アルスランの会見を行った。

 アルスランは1990年生の33歳。ドイツのハンブルガーSVやトルコのベシクタシュJKなどを経て、2020-23シーズンはイタリアのウディネーゼ・カルチョで主力としてプレー。昨シーズンまではオーストラリア1部のメルボルン・シティFCに所属していた。

 世代別代表経験も豊富なMFは会見の冒頭で、「初めまして、トルガイです。よろしくお願いします」と日本語でコメント。「広島に来ることができてわくわくしています。Jリーグは世界的にも評価されているリーグ。そのリーグの一員、サンフレッチェの一員となれたことをうれしく思っています。良いシーズンにして必ずタイトルを取りたい」と意気込んだ。

 サンフレッチェの印象として、「クラブを率いるスキッベ監督はドイツで非常に有名な監督で、小さい頃から知っています」と指揮官の名前を挙げ、「人としても監督としても最高の人というイメージ。こうして一緒に仕事ができるチャンスがきたことがうれしい」と口にした。またサンフレッチェからはオファーの際、「雨野(裕介)強化部長、スキッベ監督、セハット(ウマルコーチ)からは、広島がどれほど素晴らしいチームかを聞いていました」と述べ、「欧州に戻るという選択肢もあったが、アジアでのキャリアを終わらせたくないという思いもあり、オファーをもらった時にはすぐに決断をしました」と、広島入りを決めた背景を語った。 

 雨野強化部長は「夏のウインドーで、中盤の選手を国内外で調査していました。高い位置でのボール奪取からの得点やアシスト能力にも長けており、中盤であればどこでもできる万能型。スキッベ監督の戦術に柔軟に対応できると期待しています」と評価。川村拓夢、野津田岳人が海外移籍し中盤の補強策に注目の集まっていたチームにとって、後半戦の重要なキーマンになりそうだ。

 アルスランは7月29日から全体練習に合流し、8月1日のシュトゥットガルト戦から出場可能となる予定だ。

トルガイ・アルスラン

1990年8月16日(33歳)

■国籍:ドイツ

■身長:体重 180cm/77kg

■ポジション:MF

■背番号:30

■所属チーム

2009-10年   ハンブルガーSV(ドイツ)

2010-11年   アレマニア・アーヘン(ドイツ)

2011-15年   ハンブルガーSV(ドイツ)

2015-19年   ベシクタシュJK(トルコ)

2019-20年   フェネルバフチェSK(トルコ)

2020-23年   ウディネーゼ・カルチョ(イタリア)

2023-24年   メルボルン・シティFC(オーストラリア)

■代表歴

2009年 U-19トルコ代表

2010年 U-21トルコ代表

2011年 U-20ドイツ代表

2012年 U-21ドイツ代表