21年夏の決勝再現 今春県王者の弘前学院聖愛か、センバツ8強青森山田か/青森決勝見どころ

AI要約

弘前学院聖愛と青森山田の対戦が注目される、青森大会の決勝戦が22日に行われる。

弘前学院聖愛は3年ぶりの甲子園出場を目指し、2年生左腕の芹川丈治投手や最速142キロのエース右腕吹田志道投手に期待がかかる。

青森山田は7年ぶりの夏の甲子園出場を目指し、最速149キロのエース右腕関浩一郎投手や4番の原田純希内野手など、戦力が充実している。

<高校野球青森大会:弘前学院聖愛-青森山田>◇22日◇決勝◇弘前市運動公園野球場(はるか夢球場)

 青森大会決勝は21年夏と同カードとなった。今春の県王者・弘前学院聖愛は21年夏以来3年ぶりの甲子園を狙う。今春は県大会決勝で青森山田に6-2で勝利。春の東北大会でも準優勝に輝いた。準々決勝、準決勝と先発し、2戦連続のクオリティースタート(6回以上、自責3以内)を見せた2年生左腕・芹川丈治投手の活躍により、プロ注目の最速142キロエース右腕・吹田志道投手(3年)の温存にも成功。ここまで5イニングしか投げていないエースの爆発力に期待がかかる。

 対する今春センバツ8強の青森山田は、17年以来7年ぶりの夏の甲子園を狙う。最速149キロエース右腕の関浩一郎投手(3年)や高校通算28本塁打を誇る4番原田純希(あつき)内野手(3年)など投打に戦力が充実。準々決勝では、昨夏王者の八戸学院光星を相手に、関が5安打1失点完投、原田が2打席連続本塁打を放つなどで6-1と勝利。準決勝は昨夏準Vの八戸工大一に15-0の5回コールド勝利を収めるなど勢いに乗る。

 青森市営野球場で行われた21年夏は、弘前学院聖愛が6-5のサヨナラ勝ちを収めた。地元弘前での甲子園切符か、春のリベンジか。混戦青森の決着に注目が集まる。