日本、セルビアに敗れるも八村大活躍 渡辺雄は復帰へ〝試運転〟/バスケ

AI要約

日本バスケ男子がセルビアに敗れる。序盤は互角だったが後半に差が広がる。

日本は3ポイントシュートを積極的に打ち、八村塁が29得点を挙げる。

渡辺雄太はけがからの復帰戦で10得点を記録し、チームをリードする。

バスケットボール男子の国際強化試合は21日(日本時間22日)、セルビア・ベオグラードで行われ、世界ランキング26位の日本は同4位で昨年のW杯準優勝のセルビアに100-119で敗れた。2023年W杯優勝国、準優勝国と戦ったパリ五輪前の国際強化試合(公開分)は、19日のドイツ戦に続き2連敗で終わった。

第1クオーターはけがからの復帰戦となった渡辺雄太の3点シュートなどが決まり、序盤は12-12と互角の戦い。だが、そこからセルビアに11点のランを許し、一気に離された。NBAのスター選手、ヨキッチを中心とした相手の攻撃を止められず、第1クオーターは23-33に。

第2クオーターも序盤は差を広げられ、ファウルで止めるシーンが増える。それでも中盤からは渡辺雄や比江島慎(宇都宮)、八村塁(レーカーズ)らの3点シュートが次々に決まり、このクオーターは29-26。52-59まで追い上げて前半を終えた。

後半は第3クオーター開始早々、八村、ホーキンソン・ジョシュ(SR渋谷)が4ファウルに。さらにターンオーバーからのカウンターを2連続で許すなどして一気に離された。終盤、富永啓生や河村勇輝(横浜BC)の3点シュートが入り始めたが、差を詰めるには至らず、70-91とされた。

第4クオーターは八村や馬場雄大の3点シュートの確率が上がる。終盤にコートに立ったテーブス海(A東京)も3点シュートが好調で存在感を示した。セルビアが控え選手中心となったこともあり、30-28とリードして終えた。

日本の3点シュートは46本打って20本成功の成功率43%。八村が両チーム最多の29得点を挙げ、河村が12点で続いた。6月に左ふくらはぎを肉離れし、久しぶりの実戦だった渡辺雄はプレータイムが15分19秒と〝試運転〟だったが、チーム3位の10得点を挙げた。