「カイシュウ…残念だ」日本代表MF“性犯罪で逮捕”にブラジル人記者が怒り「ロビーニョらと同じく台無し」「選手全員、肝に銘じてほしい」

AI要約

日本代表MF佐野海舟(23、鹿島アントラーズ→ドイツ1部マインツ)が不同意性交容疑で逮捕されたニュースについてブラジルでも驚きが広がっており、佐野選手の将来性に期待していた声も多い。

フットボール界での不祥事はブラジルでも頻繁に起こっており、性犯罪に関わる選手も存在する。過去にはイタリアで実刑判決を受け服役中の元有名選手もいる。

選手のイメージやキャリアに大きな影響を与える性犯罪は、スポーツ界全体で厳しく取り締まられるべき問題である。

「カイシュウ…残念だ」日本代表MF“性犯罪で逮捕”にブラジル人記者が怒り「ロビーニョらと同じく台無し」「選手全員、肝に銘じてほしい」

 日本代表MF佐野海舟(23、鹿島アントラーズ→ドイツ1部マインツ)が今月14日、東京都内で不同意性交容疑で逮捕されたニュース(日本で最初に報じられたのは17日)は、ブラジルでも直ちに報道された。

 近年、世界各国でフットボール選手の不祥事が頻発している。フットボール王国ブラジルでも大勢の選手が様々な問題を起こしており、率直に言って、その頻度と凶悪さは日本の比ではない。とはいえ今後、日本でも不祥事が発生する恐れがある。ブラジルのスポーツメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者に、今回の件を受けて話を聞いた。

――佐野海舟逮捕のニュースを聞いて、どう思いましたか? 

「とても驚いたし、すぐには信じられなかった。彼は体幹が強く、ファウルをしないでボールを奪うことができ、視野が広く、縦への推進力もある。日本人の若手ボランチの中ではナンバーワンで、今後、マインツを経て欧州ビッグクラブで活躍し、いずれ日本代表でも遠藤航(リバプール)の後継者になれると考えていた。それだけに、残念でならない」

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 ブラジル人選手でも性犯罪で、フットボーラーとしてのキャリアを自身で大きく棄損した選手がいる。

 かつてはキング・ペレも「特別な才能」と認めた逸材で、サントス、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、ブラジル代表などで活躍したロビーニョ(現在40歳)はACミラン在籍中の2013年にミラノ市内のナイトクラブで知人と集団で女性に性的暴行を加えたとして訴えられ、2022年にイタリア最高裁で懲役9年の実刑判決を受けた。現在、ブラジル国内の刑務所で服役中である。

 また、かつてバルセロナやブラジル代表で右サイドバックとして活躍したダニエウ・アウベス(現在41歳)が昨年、バルセロナ市内のナイトクラブで女性に性的暴行をしたとして訴えられ、バルセロナ郊外の刑務所に収監された。第一審で4年半の実刑判決を受け、現在、控訴中。2人とも性犯罪で、自身の輝かしいキャリアに傷をつけた。

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