【体操】パリ五輪は「4名で」補欠・杉原愛子は繰り上がらず エース宮田笙子が飲酒、喫煙で辞退

AI要約

日本体操協会は19日、都内で緊急会見を開いた。パリ五輪日本代表で主将に選ばれていた宮田笙子選手が代表行動規範に違反し、出場辞退が報告された。

喫煙と飲酒の疑いが浮上し、補欠選手の繰り上げが検討されたが、エントリー期日が過ぎており交代制度が適さない可能性が高い。

団体戦は4人で戦うことになり、不利な状況となる可能性がある。

【体操】パリ五輪は「4名で」補欠・杉原愛子は繰り上がらず エース宮田笙子が飲酒、喫煙で辞退

 日本体操協会は19日、都内で緊急会見を開いた。

 パリ五輪(オリンピック)日本代表で主将に選ばれていた女子エースの宮田笙子(19=順天堂大)が代表行動規範に違反した疑いで、事前合宿地のモナコから帰国した件について、説明を行った。喫煙に加えて、飲酒も確認され、宮田の出場辞退が報告された。

 日本協会の藤田直志会長、順天堂大の原田睦巳監督らが出席。宮田の出場辞退に伴い、補欠でチームに同行していた杉原愛子の繰り上がりが検討された。しかし、西村賢二専務理事は「オリンピックのエントリー期日は過ぎている。その後の選手の入れ替えについては、交代制度のシステムがある。これについては病気、ケガだったりで、ドクターの証明を添付しながら使うシステム。したがって、すでにJOC(日本オリンピック委員会)とは協議をしておりますが、今回の場合は適さない判断もある。現時点としては結果、4名で戦わざるを得ない」と説明した。

 団体戦の予選は5人がエントリーし、4人が演技をした上で、上位3人の得点がチーム得点となる。決勝は通常5人のエントリーで3人が演技し、3人の得点合計が採用される。日本が4人で戦うことになれば、五輪は不利な立場となる。