「ラウールはナカイを...」3部へレンタル続く中井卓大にマドリーでの未来はあるのか。現地メディアの“リアル評”「日本の真珠の居場所はない」

AI要約

10歳でレアル・マドリーの下部組織に加入し、中井卓大が20歳でキャリアの分岐点に立たされている。

昨シーズンはマドリーを出て、ラージョ・マハダオンダにレンタル移籍して結果を残せず、今シーズンはアモレビエタにローン移籍。

アモレビエタで結果を残し、他クラブに存在をアピールしたい中井卓大。

「ラウールはナカイを...」3部へレンタル続く中井卓大にマドリーでの未来はあるのか。現地メディアの“リアル評”「日本の真珠の居場所はない」

 10歳でレアル・マドリーの下部組織に加入し、厳しい競争を勝ち抜いて昇格をしてきた中井卓大が、20歳にしてキャリアの分岐点に立たされている。

 一昨シーズンに、英雄ラウール・ゴンサレス監督が率いるカスティージャ(マドリーのBチーム)で2試合しか出場できなかったMFは、昨シーズンに初めてマドリーを出て、3部のラージョ・マハダオンダにレンタル移籍をした。

 ただ、18試合(うち先発はわずか5回)で0ゴール・0アシストと結果を残せず。新シーズンも、カスティージャへの復帰は叶わず、7月18日にスペイン3部のアモレビエタへのローン移籍が発表された。

 現地では、この移籍はどう評価されているのか。レアル・マドリーの専門メディア『BERNABEU DIGITAL』は7月20日、「レアル・マドリーの日本の真珠がクラブへ去る」と題した記事で、こう報じている。

 

「マドリーは再び日本の真珠に別れを告げる。ピピとして知られるナカイが、3部のアモレビエタにレンタル移籍する。この若い司令塔はまだ20歳になったばかりだが、数シーズンにわってラ・ファブリカでセンセーションを巻き起こしてきた。だが、シーズンが経つにつれ、特にレアル・マドリー・カスティージャへの昇格が決まった際には期待が下がったのは事実だ」

 同メディアは「ラウールはナカイを構想に入れなかった。リザーブチームでの時間がまさにその証しだ」と主張。こう見解を続けている。

「このため、昨シーズンは別の3部クラブへレンタル移籍している。彼はラージョ・マハダオンダでプレーしたが、マドリーの下位カテゴリーでのように特別な活躍はできなかった。それにもかかわらず、彼はまだ契約を結んでいるが、ニコ・パスやセサル・パラシオスのような選手が目立つカスティージャのチームに居場所がない」

 まずはアモレビエタで結果を残し、ラウールや上位カテゴリーの他クラブに存在をアピールしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部