村田理沙、自己最高2位発進 ツアー61試合目での初V目指す/国内女子ゴルフ

AI要約

29歳のプロゴルファー村田理沙が、自己ベストの65をマークして2位でスタート。福岡出身の三ケ島かなが単独首位に立つ。

村田は前週のメジャー大会を制した古江彩佳の正確なショットを目指しており、この日は精度の高いショットでパーオン率で1位を記録。

村田は若干修正を加えながら成長を続け、福岡での好成績を収めることに期待が高まる。

村田理沙、自己最高2位発進 ツアー61試合目での初V目指す/国内女子ゴルフ

大東建託・いい部屋ネットレディス第1日(18日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6505ヤード、パー72)プロ10年目の村田理沙(29)=ゼビオホールディングス=が8バーディー、1ボギーで自己ベストの65を出し、首位と1打差の2位で発進した。ツアー61試合目での初優勝を目指す。地元・福岡出身の三ケ島かな(28)=ランテック=が64で単独首位。アマチュアの荒木優奈(19)=宮崎・日章学園卒=ら4人が66で3位につけた。

プロ10年目の村田が自己最高の2位発進。会心の笑顔を見せた。

「チャンスを確実に決めることができた」

前週のメジャー大会「エビアン選手権」を制した古江彩佳のショットの正確性を目標とする29歳。今季ドライビングディスタンス(平均飛距離)は226・31ヤードでランク90位だが、この日はパーオン率で1位を記録。11番から1・5メートル、2メートル、2メートルにつけて3連続バーディーを奪うなど、精度の高いショットでスコアを伸ばした。

2015年にプロ転向したが、下部ツアーを主戦場とするシーズンが続く。17年以降、毎年渡米して米国のコーチに学ぶなどしながら、19年には米下部ツアーに挑戦。米国では大卒の23歳でもルーキーとして上を目指している環境を知った。自身は24歳で、落ち込んでいた時期だったが「まだ若いじゃん!」と、目線を再び上げるきっかけになった。このオフはショットが右に曲がる癖を修正。4月の「KKT杯バンテリンレディス」で自己最高の22位に入った。

「毎日60台で回ることを目指したい」。少しずつ成長してきた村田が、福岡で大輪の花を咲かせる。(鈴木和希)

■村田 理沙(むらた・りさ) 1995(平成7)年6月22日生まれ、29歳。東京・三鷹市出身。父は米国人、母は日本人。9歳からゴルフを始める。杉並学院高卒。2015年1月にプロ転向。16年7月に3度目の挑戦でLPGAプロテスト合格。今季QTランク(ツアー出場優先順位)15位。161センチ、52キロ。