「必死すぎて」誕生日を忘れていた木下稜介 3年ぶりに全英で迎えるバースデーウィーク

AI要約

木下稜介が全英オープンに向けて準備を進める中、誕生日を忘れていたがチームによるサプライズで33歳の誕生日を祝う。

初出場から3年、今年は国内ツアー優勝を果たして全英に挑む木下稜介は、コースチェックに集中しつつリベンジを果たす意気込みを語る。

全英オープンに向けて気を引き締める木下稜介は、33歳での初戦を成功させるために全力を注ぐ決意を示す。

「必死すぎて」誕生日を忘れていた木下稜介 3年ぶりに全英で迎えるバースデーウィーク

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(17日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71)

毎年「全英オープン」と重なる7月16日の誕生日。木下稜介は3年前に現地で30歳を迎えてから「もう一度ここに戻って来たい」とずっと思っていたが、いざ戻るとそんなことはすっかり頭から抜けていた。

「コースチェックとか、いろいろ必死すぎて」自分の誕生日を忘れていたところ、チームのメンバーがキャディバックに風船をつけて祝福するサプライズ。33歳の誕生日を再び全英で迎えられたうれしさをかみ締めることができた。

初出場は2021年、前年の「SMBCシンガポールオープン」で有資格者を除く上位4人に入って初のメジャー切符を手に入れた。当時は2日目が誕生日と重なり、カットライン上で迎えた終盤に最終ホールで微妙なラインのパーパットを沈めて予選通過。4日間を戦い切ったが、決勝ラウンドも伸ばし切れず通算2オーバーの59位で終えた。

今年は予選会を兼ねた5月「ミズノオープン」で、3年ぶりに国内ツアー優勝を果たし全英行きを決めた。「今度はしっかり結果を出したい」と意気込み、スコットランドに向かった。

日曜からコースに入り、計2.5ラウンドのチェックを行ったが「正直、全部は把握し切れていない」と話す。「風次第で全く変わるコースなので気が抜けない」と、誕生日も忘れてしまうほど全英へのリベンジに懸けている。「今年もそんなに余裕はないと思うんですけど、目の前の一打に集中するしかない」。初日は午前7時8分にティオフ。33歳での初戦を最高の形で滑り出したい。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)