U-23日本代表、佐野海舟容疑者の弟・航大の招集見送り パリ五輪バックアップメンバー変更発表

AI要約

日本サッカー協会はU-23日本代表のバックアップメンバー4人がチームに同行することを発表。しかし、MF佐野航大は招集を見送ることになり、代わりにMF植中朝日が招集される。

佐野航大は急成長を遂げる中盤のマルチプレーヤーとして期待されていたが、実兄であるMF佐野海舟容疑者の逮捕報道があり、植中が代わりに招集された。

U-23日本代表はフランス代表との強化試合に臨み、1-1のドローとなった。バックアップメンバー4人のうち3人はチームに合流する予定となっている。

U-23日本代表、佐野海舟容疑者の弟・航大の招集見送り パリ五輪バックアップメンバー変更発表

 日本サッカー協会(JFA)は7月18日、パリ五輪に臨むU-23日本代表のバックアップメンバー4人がチームに同行すると発表した。そのなかで、MF佐野航大(NECナイメヘン)は所属クラブと協議の結果、招集を見送ることになった。航大の実兄MF佐野海舟容疑者は17日に逮捕報道されている。代わりにMF植中朝日(横浜F・マリノス)が招集される。

 20歳の航大は2022年に米子北高校からJ2ファジアーノ岡山に加入し、23年8月にナイメヘンへ完全移籍する。徐々に出番を掴んでいくと、第24節FCフォレンダム戦(5-2)で移籍後初ゴールをマークした。欧州1年目でリーグ24試合に出場し4ゴール3アシスト。急成長を遂げた中盤のマルチプレーヤーで、才能に期待が寄せられていた。

 だが、17日に実兄の海舟容疑者が逮捕報道された。海舟容疑者は昨年の鹿島加入をきっかけに、Jリーグ屈指のボランチへと成長。日本代表にも招集されると、今夏の移籍市場ではドイツ1部マインツへと完全移籍を果たしていた。これらを受けてマインツは「我々はこの問題をできるだけ迅速かつ包括的に解明するよう努めます」と声明を発表していた。

 U-23日本代表は17日に本大会前ラストの強化試合となるフランス代表戦に臨み1-1のドロー。攻守において収穫と課題があった。

 56年ぶりのメダル獲得を目指す大岩ジャパン。バックアップメンバー4人のうち、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)は19日、GK佐々木雅士(柏レイソル)、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)と植中は21日にチーム合流予定となっている。