「遥かに良い相手」フランスメディアが母国代表とドローの大岩ジャパンを称賛!「戦術はすぐに功を奏した」

AI要約

U-23日本代表がU-23フランス代表と1-1で引き分ける

日本は序盤から苦しい展開だったが、藤田譲瑠チマのゴールで先制する

フランスは決定力不足を露呈し、母国代表との引き分けに終わる

「遥かに良い相手」フランスメディアが母国代表とドローの大岩ジャパンを称賛!「戦術はすぐに功を奏した」

 大岩剛監督率いるU-23日本代表は現地時間7月17日、パリ五輪前最後の強化試合としてU-23フランス代表と対戦。オリンピック開催国と1-1で引き分けた。

 日本は序盤から劣勢を強いられたが、14分と16分の立て続けのピンチでゴールを許さない。すると26分には、敵陣でハイプレスをかけて藤尾翔太がボールを奪うと、こぼれ球を拾った三戸舜介からヒールパスを受けた藤田譲瑠チマが、正確なフィニッシュでネットを揺らした。

 先制に成功したが、その後も押し込まれる時間が長く、47分にはマイケル・オリースにミドルシュートを叩き込まれて失点。苦しいゲームとなったなかでも、81分に好セーブを見せたGK小久保玲央ブライアンら守備陣の奮闘もあって、1-1のドローに終わった。

 フランスメディア『FOOTMERCATO』は、母国代表と引き分けた大岩ジャパンを次のように称賛した。

「U23アジアカップで優勝したばかりの日本は、遥かに良い相手だった。(アレクサンドル・)ラカゼットの絶好のチャンスがあったにもかかわらず、試合開始直後はやや低調だったチームにボールを持たせず、カウンターで攻めることを好んだ。この戦術はすぐに功を奏し、2度のトライのあと、マヌ・コネのルーズボールが自陣エリア前でミトに落ち、その微妙なバックヒールからフジタがGKを破った。ティエリ・アンリ監督率いるチームは、自分たちのミスを修正しなければならなくなった」

 一方で同メディアは、U-23フランス代表に対しては「今夜の彼らは本調子ではなかったようだ」と指摘。47分に同点ゴールを奪ったとはいえ、「立て続けにチャンスを無駄にした」とも苦言を呈した。

 フランスの決定力不足に助けられたドローと見ることもできるが、先制点のシーンのようなハイプレスが相手にとって脅威となっていたのも確かだろう。この一戦を本大会にどうつなげるか。パリ五輪の初戦は7月24日(現地時間/日本時間は7月25日2時)、グループステージ第1節でパラグアイと対戦する。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]