元日本代表監督のザッケローニ氏が日本協会殿堂入り

AI要約

日本サッカー協会は、イタリア出身のアルベルト・ザッケローニ氏が日本代表監督としての功績を称えて殿堂入りを果たしたことを発表した。

ザッケローニ氏は、日本代表を率いて11年アジア杯優勝などの成績を挙げたが、14年W杯では1次リーグ敗退に終わった。最近は転倒事故の後、回復を遂げている様子が見られる。

日本サッカー殿堂の投票選考では、上位にいた候補者が75%以上の得票率に達しなかったため、殿堂入り者は出なかった。

 日本サッカー協会(JFA)は18日に千葉県内で理事会を開催し、10年8月から14年W杯ブラジル大会まで日本代表を率いたイタリア出身のアルベルト・ザッケローニ氏(71)が特別選考で殿堂入りを果たしたと発表した。

 セリエAの名門ACミランをリーグ優勝に導くなど結果を残したザッケローニ氏は、W杯10年南アフリカ大会後に日本代表の新指揮官に就任。期待された14年W杯では1次リーグ敗退に終わったものの、細かい戦術と攻撃サッカーで11年アジア杯優勝を導くなど功績を残した。23年2月にイタリアの自宅で転倒。頭部を強打し、チェゼーナの集中治療室(ICU)に搬送された後、頭部の血栓を取り除く手術を受けていたが、先日、今季限りで現役引退した元サッカー日本代表の長谷部誠氏(40)と再会するなど回復したな姿を見せている。

 日本サッカー殿堂は特別選考と投票選考があり、投票選考に関しては、候補者6名(原博実氏、森下申一氏、柱谷幸一氏、都並敏史氏、松永成立氏、柱谷哲二氏)を対象に投票を実施したが、殿堂掲額対象となる得票率75%以上の方はなく、該当者なしとなった。