佐野海舟容疑者逮捕で危機管理問われるサッカー日本代表 闇深い「性加害」

AI要約

サッカー日本代表選手が性的暴行の疑いで逮捕され、前代未聞の不祥事が発生。

伊東純也選手も性行為を巡るトラブルで捜査を受け、日本サッカー協会の危機管理が問われる状況。

問題解決や不起訴の可能性が高まりつつも、日本代表の代表選考やW杯予選に影響を与える可能性。

佐野海舟容疑者逮捕で危機管理問われるサッカー日本代表 闇深い「性加害」

30代女性に性的暴行をしたとして、警視庁本富士署は不同意性交の疑いで、サッカー日本代表の佐野海舟容疑者(23)を逮捕した。現役のサッカー日本代表の逮捕は異例で、前代未聞の不祥事といえる。日本代表を巡っては、伊東純也選手(31)が女性2人に同意なく性行為に及んだと訴えられ、大阪府警は伊東選手と女性2人の双方を書類送検した。日本サッカー協会も危機管理が問われそうだ。

女性2人は令和5年6月に行われた日本代表の試合後、大阪市内のホテルで伊東選手から性被害を受けたとして、準強制性交致傷罪などで今年1月、大阪府警に刑事告訴。一方、伊東選手側は「関係者や女性2人ら計5人でホテルで飲酒しただけで、性加害は事実無根」と主張し、虚偽の告訴で名誉を毀損されたとして6年2月、虚偽告訴罪で女性2人を大阪府警に告訴していた。

この問題を巡っては、女性2人も虚偽告訴容疑で書類送検されており、伊東選手、女性2人の双方も今後は不起訴となる公算が大きい。ただ、この問題が発覚して以降、伊東選手は代表選手に招集されていない。

2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は今年9月から来年6月まで実施される予定で、日本はオーストラリア、サウジアラビアなどと同じC組に入った。8大会連続のW杯出場を目指す日本にとって大事な時期を迎えているだけに、今回の佐野容疑者の逮捕は今後の代表選考にも影響を与えそうだ。