U23日本代表主将の藤田譲瑠チマ、フランス戦を終え「もっとゲームをコントロールしたかった」

AI要約

U-23日本代表はU-23フランス代表との国際親善試合で1-1の引き分けに終わった。試合内容や得た課題について藤田選手がコメントし、パリ五輪に向けてチーム全体で準備を進めている。

藤田選手は得点や守備面での課題を挙げながらも、勇気を持ってプレーする姿勢や押し込まれつつも耐えた姿勢を評価。チームとしての戦いを強調し、初戦に向けて気持ちを切り替えている。

U-23日本代表は24日にパリ五輪初戦でU-23パラグアイ代表と対戦する。藤田選手はチーム全体が優勝を目指し、一人一人が全力を尽くして戦う姿勢を示している。

U23日本代表主将の藤田譲瑠チマ、フランス戦を終え「もっとゲームをコントロールしたかった」

 U-23日本代表は現地時間17日、U-23フランス代表との国際親善試合に臨み、1-1で引き分けた。試合後、U-23日本代表のキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマがフラッシュインタビューに登場し、パリオリンピック2024(パリ五輪)開催国との試合で得た課題を口にした。

 パリ五輪前最後の実戦の機会となった試合は、立ち上がりからU-23フランス代表が主導権を握る。しかし、苦しい時間帯を無失点で凌いだU-23日本代表は25分、FW藤尾翔太の守備が相手のビルドアップでのミスを誘うと、MF三戸舜介のヒールパスから藤田が右足で流し込み、先制に成功。だが、後半立ち上がりの47分にMFミカエル・オリーズにミドルシュートを叩き込まれると、その後は苦しい時間が続く。それでも、GK小久保玲央ブライアンを中心とした守備陣がこれ以上の失点を許さず、試合は1-1のドローで終了した。

 試合後、藤田は「まずはじめに、試合内容で言えば、もっとゲームをコントロールしたかったです。勇気を持ってボールを持つところや、もっと激しく行くところは、本大会を戦う上でもっとやる必要があると思います」と改善点を述べた。一方で、「結果的には、押し込まれた時間が長い中で負けなかったのは、プラスに考えてもいいのかなと思います」と、メダルの筆頭候補と目される開催国を相手に、劣勢の時間が続きながらもドローに持ち込んだ部分は評価した。

 また、自身が決めた先制ゴールについては、「少ないチャンスの中で決めきれたのは良かった」と話しつつも、「中盤の選手として、チャンスメイクを増やす部分はもっとやっていきたいです」と、押し込まれる時間が続いたことへの責任も口にする。「簡単に間につけられたり、裏に出されるシーンがかなり多かったので、自分中心に話をしながら取り組んでいきたい」と守備面での課題を明かした。

 この後、U-23日本代表は現地時間24日、パリ五輪の初陣でU-23パラグアイ代表と対戦する。「まずはしっかり体を休めて、初戦のパラグアイ戦に向けて良い準備ができたらいいと思います」と語った藤田は、1週間後に初戦を迎えるパリ五輪に向けて、「優勝を目指して、1人1人が全力を出して、チームのために戦うことができれば、結果は見えてくると思います。しっかりと突き詰めながらやっていきたいです」と意気込んだ。