「天理のオオタニサン」大谷汰一が先制2点適時打で勝利貢献 目標は「メジャーリーガー」/奈良

AI要約

高校野球奈良大会の2回戦で、天理が4-0で畝傍を破り、大谷汰一が活躍した。

大谷汰一は2安打2打点の活躍で、チームの3回戦進出に貢献し、MLBの大谷翔平投手を目指す意気込みを見せた。

チームは打撃と守備で勝利し、次戦に向けて特に声かけの部分を練習して進化を図っている。

<高校野球奈良大会:天理4-0畝傍>◇17日◇2回戦◇さとやくスタジアム

 「天理のオオタニサン」大谷汰一が、4打数2安打2打点の活躍でチームの3回戦進出に貢献した。

 1回2死一、二塁から中越えの適時二塁打を放ち、2点を先制。「先制点を取ることが試合を有利に進めていく上で大切」と喜んだ。先頭の6回は俊足を生かし、内野安打で出塁した。

 目標は、この日のMLBの球宴で本塁打を放ったドジャース大谷翔平投手(30)の高校時代と同じく「メジャーリーガー」だ。普段の学校生活では携帯電話を使っておらず、日々の情報が入ってこないため「(同じ名字でも)意識はしていない」と明かすが、大谷ばりに打撃や足でチームを牽引する。持ち味の「守備」でも天理の勝利を支える。

 チームは6回に中押し、7回にもダメ押しと1点ずつを追加。「前半に2点入って、後半にも粘り強く1点ずつ取れたことは、春より成長したところ」と振り返った。次戦に向け「夏の雰囲気がわかった。試合の進め方や、吹奏楽の演奏もあるので声かけの部分を、もう1回練習で修正して次に行きたい」と意気込んだ。今春の近畿大会は準決勝で、優勝した京都国際に敗れた。「打撃の部分で少し消極的な部分があった」と振り返り、修正を行って高校最後の夏へ。「チームのために、どうできるか」を考えることに集中し、夏の大会を戦い続ける。【塚本光】