【高校野球】公立の星・春日エース前田はプロ注目右腕との同姓対決制す「負けたくなかった」

AI要約

春日高校は前田歩三雄の好投で夏の福岡大会ベスト8進出を果たした。

前田の投球は最速136キロを誇りつつも、スライダーやカーブで相手打者を翻弄し、96球で効率的なピッチングを見せた。

春季福岡大会でも活躍した前田は夏の大会でも勝利を目指し、兄である浩太郎さんが果たせなかった目標に挑戦する意気込みを見せている。

【高校野球】公立の星・春日エース前田はプロ注目右腕との同姓対決制す「負けたくなかった」

 高校野球福岡大会5回戦は17日、北九州市民球場などで行われた。公立で春季福岡大会を制した春日はエース・前田歩三雄(ふみお、3年)が、今夏初先発で9回1失点完投。17、19年に並ぶベスト8へと導いた。

 「インターネットで“第一の前田の方がいい”と書かれて、負けたくなかった。絶対、抑えようと思った」

 こちらの前田は最速136キロだが、スライダー、カーブを駆使し「うまく打ち気をそらすことができました」と笑顔。96球の省エネ投球だった。

 春季福岡大会は準決勝で2年連続夏の福岡大会を制している九国大付を1失点に抑える完投で、九州大会切符をつかんだ前田。「夏も絶対、勝つつもりです」。福岡工―早大で投手として東京六大学でも活躍した兄・浩太郎さんも果たせなかった聖地へ、あと3勝だ。