角田裕毅、次戦ハンガリーGPに向けて意欲「低速~中速特性でどうセットすべきか分かっている」一方で猛暑を懸念|F1

AI要約

ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、次戦ハンガリーGPに向けて意欲を示している。

角田はグッドウッドに向かう前、しっかりシミュレーターでマシンのデータ収集を重ねていたようだ。

VCARBはアップグレード4戦目で、新要素の機能性をどこまでしっかり合わせ込めているのだろうか。

角田裕毅、次戦ハンガリーGPに向けて意欲「低速~中速特性でどうセットすべきか分かっている」一方で猛暑を懸念|F1

ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、次戦ハンガリーGPに向けて意欲を示している。

第12戦イギリスGP終了後、F1のカレンダーは中一週となっていたが、角田はレッドブルグループの盟友たち、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスとともにグッドウッド・ロード・レーシング・クラブのイベントに参加し、ホンダ・RA272のほか、レッドブル・RB18を駆る機会があった。

角田はグッドウッドに向かう前、しっかりシミュレーターでマシンのデータ収集を重ねていたようだ。チーム公式メディアを通じて「シルバーストンのレースを終えて、チームは次のレースに向けてしっかり取り組んでいる」と語った。

「先週はシミュレーターにかなりの時間を要しました。すべきことがたくさんあるので、僕たちはシルバーストーン以来、多くのことに取り組んできた」

「次のハンガロリンクは、きっと良い週末になるとポジティブにとらえています。ほとんどのコーナーが低速~中速の特性となるハンガロリンクですし、マシンのパフォーマンスをさらに引き出すため、どのような方向性でセットアップを進めるべきかはわかっています」

昨季は路面温度が50度を超えるような状態で、タイヤのデグラデーションがかなり高かった。さらにドライバーの消耗という点でも、角田は猛暑が懸念材料と認識している模様だ。

「この時期のブダペストは、いつも相当暑くなります。コースでは(直線区間が少なく)ステアリングを切り続けるから、息をつく暇もありません」

「このトラックは体力の消耗も激しいですし、厳しい週末になると思います。でも、このコースではきっと僕らRBの競争力を発揮できると期待しています」

前レースイギリスGPでは、4戦ぶりの入賞を果たした角田裕毅。だがモナコGP以前に比べて、ハース&アルピーヌ&ウィリアムズがアップグレードで大きく前進したこともあり、VCARBにとっては6番手を争う位置も難しく、苦戦必至の状況となっている。

VCARBはアップグレード4戦目で、新要素の機能性をどこまでしっかり合わせ込めているのだろうか。低速~中速特性の際立つハンガリーGPでは、勢力図にまた動きがあるのか、要注目となる。ハンガリー、ベルギーとこの2連戦をいい内容で終え、サマーブレイク期間を迎えたいところだ。