井上尚弥、9月3日に37歳T・J・ドヘニーと4団体防衛戦 対戦を呼びかけたグッドマンは地元でのノンタイトル戦を優先

AI要約

大橋ジムは、秋に世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥と元IBF同級王者T・J・ドヘニーのタイトル戦を開催することを発表。

過去の戦績や経歴からドヘニーは強打を持つ「日本キラー」として知られ、井上尚弥はパウンド・フォー・パウンドのランキングでも首位を争う存在。

他にもWBAスーパーライト級挑戦者決定戦など、複数の注目試合が同日に予定されている。

井上尚弥、9月3日に37歳T・J・ドヘニーと4団体防衛戦 対戦を呼びかけたグッドマンは地元でのノンタイトル戦を優先

 ボクシングの大橋ジムは16日、東京都内で会見し9月3日に東京・有明アリーナで世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=と元IBF同級王者T・J・ドヘニー(37)=アイルランド=の同級世界4団体統一タイトル戦を開催すると発表した。WBOバンタム級タイトル戦として同級王者・武居由樹(28)=大橋=と元WBCフライ級王者・比嘉大吾(28)=志成=も行われ、ダブル世界戦となる。

 井上尚は5月に東京ドームで元世界2階級制覇王者ネリ(メキシコ)と防衛戦を行い、初回にまさかのダウンを奪われたが以降は圧倒して6回TKOで勝利。試合後のリングにIBF・WBO1位グッドマン(豪州)を上げて対戦を呼びかけたが、グッドマンが地元でのノンタイトル戦を優先し9月の対戦を回避したため、ドヘニーとの対戦が決まった。

 ドヘニーはWBO2位、WBA6位、IBF7位、WBC9位。2018年8月に東京・後楽園ホールで当時のIBF王者・岩佐亮佑(セレス)を小差判定で破って世界王座を獲得し、19年1月に米ニューヨークで高橋竜平(横浜光)を11回TKOで下して王座を防衛。王座陥落後の23年6月には東京・後楽園ホールでWBOアジアパシフィック同級王者・中嶋一輝(大橋)に4回TKO勝利し、今年5月には東京ドームでバヨゴス(フィリピン)を4回TKOで撃破と、対日本人も、日本での試合も3戦全勝という「日本キラー」。通算戦績26勝(20KO)4敗が示すように必殺の強打を持つ。

 迎え撃つ井上尚弥は27戦全勝(24KO)でパウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)でも首位を争う。

 同日はWBAスーパーライト級挑戦者決定戦、同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)―同級7位・平岡アンディ(大橋)。東洋太平洋ウエルター級タイトル戦、同級王者・佐々木尽(八王子中屋)―カミル・バラ(豪州)。日本スーパーバンタム級タイトル戦、同級王者・下町俊貴(グリーンツダ)―津川龍也(ミツキ)も行われる。