12.5差が半月で6差…ソフトバンク悪夢の7回7失点 小久保裕紀監督が苦言を呈した〝四球〟

AI要約

ソフトバンクがオリックスに敗れ、悪夢の7回で今季ワーストの7失点を喫した。

指揮官は先発大関友久の攻めを批判し、大量失点を招いた要因を分析した。

チームは3連敗で急失速し、2位とのゲーム差が半月で6まで縮まった状況。

12.5差が半月で6差…ソフトバンク悪夢の7回7失点 小久保裕紀監督が苦言を呈した〝四球〟

 ◆ソフトバンク5―8オリックス(15日、みずほペイペイドーム)

 悪夢の7回だった。打者一巡の猛攻で1イニングでは今季ワーストの7失点。ソフトバンクは2位ロッテとの3連戦初戦を落とした。小久保裕紀監督が苦言を呈したのは、きっかけをつくった先発大関友久の攻めだった。

 1点リードの場面で、先頭の佐藤都志也に二塁打を許すと、続く中村奨吾に四球。指揮官は「四球を完全に狙っている時に、見逃し三振狙いでコースを突きにいきすぎた」と指摘する。安打で無死満塁となってから2番手杉山一樹にバトンタッチ。だが杉山は3度の押し出し四球を与え、3番手の又吉克樹もソトに3ランを浴びるなど大量失点となった。

 打線は5点を追う9回に柳町達の二塁打などで2点を奪う追い上げを見せた。指揮官は「あの展開なら益田(直也)を出した時点で良くやった」と相手の守護神を登板させたことを踏まえて前を向く。

 ただ今季4度目の3連敗で、7月は3勝8敗。チームは急失速している。2日の時点で最大12・5ゲーム差あった2位とのゲーム差は約半月で6まで縮まった。前半戦最大の苦境がやってきた。(鬼塚淳乃介)

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