2カ月半ぶり1軍舞台は「一つ一つが必死でした」ソフトバンク牧原大成は好守に「打てないからこそという気持ちは」

AI要約

ソフトバンクの牧原大成内野手が、約2か月半ぶりに1軍出場を果たし、守備で好プレーを見せるも打撃は振るわず。

負傷からの復帰で緊張の連続だったが、1軍クラスの投手に慣れるため目を慣らし、試合中にも重要なアウトを記録。

苦境のチームへの貢献を期待され、自らも復帰を前向きに捉え、次の試合に向け意気込む。

2カ月半ぶり1軍舞台は「一つ一つが必死でした」ソフトバンク牧原大成は好守に「打てないからこそという気持ちは」

 ◆ソフトバンク5―8ロッテ(15日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの牧原大成内野手(31)が、約2か月半ぶりに1軍出場を果たした。「9番二塁」で先発出場し、4打数無安打だったが、守備では好プレーも飛び出した。

 試合後の表情は穏やかだったが、久々の1軍は緊張の連続だったという。「1日中ふわふわしていましたね。今日は(プレー)一つ一つが必死でした」。4月28日の西武戦(みずほペイペイドーム)前の練習で右脇腹を負傷。リハビリ生活を経て1軍復帰まで期間を要し、経験豊富な牧原大にとっても十分長い期間だった。

 打撃で快音は出ず。「今日は来た球に反応という感じだった。最初から球に慣れていく、結果よりもそういう気持ちで入っていた」と1軍クラスの球に目を慣らす段階であったと明かした。それでも5回の守備では中村奨吾の中前へ抜けそうなゴロをダイビングキャッチでアウトに。「みんな捕れるんじゃないですかね」と謙遜しつつ、「でも打てないからこそ、守備ではという気持ちはあったので。しっかり守備だけでもできたのは良かった」と自らを安心させるプレーでもあった。

 苦境のチームだけに1日でも早く万全の状態に戻ることが期待される。「今日でだいぶ落ち着いたので。明日からまたしっかりやります」。頼もしい選手が帰ってきた。

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