ソフトバンク代走に韋駄天・周東佑京、一気に本塁狙ったが…好返球で憤死「向こうがすごかった」

AI要約

日本ハムが2連勝で、勝率を5割に戻す。レイエスのソロで勝ち越し、伏見の適時打で突き放す。

ソフトバンクは今季初の3カード連続負け越し。周東の好走塁も実らず。

小久保監督は日本ハムの守備力を褒め、打線に我慢の月と課す。

 日本ハム3―1ソフトバンク(14日)――日本ハムが2連勝で、勝率を5割に戻した。六回にレイエスのソロで勝ち越し、七回に伏見の適時打で突き放した。ソフトバンクは今季初の3カード連続負け越し。

 ソフトバンクは2週間前に3連勝した相手に2連敗し、カード負け越しを喫した。1点を追いかける終盤で好機を作ったものの、相手の好守に阻まれて流れを引き寄せられなかった。

 七回、敵失で出塁した正木の代走に小久保監督は、前日3安打3盗塁の周東を切り札として起用。球界屈指の韋駄天は二盗を決めて二死二塁とした後、甲斐が右前打を放った間に一気に本塁を狙った。ところが、右翼・万波の好返球が周東の足を上回ってタッチアウト。反撃は実らなかった。

 試合後、周東は「向こうがすごかった」と脱帽。小久保監督も「(日本ハムの)外野の守備力がアップし、成長を目の当たりにしている。我々も見習っていかないと」と言うしかなかった。

 3連勝したときは計34安打で22得点を挙げたが、この3連戦は計28安打を放ちながら8点にとどまった。絶好調だったチームが調子を落としている中、15日からは2位ロッテとの3連戦に臨む。「自分たちのやるべきことをしっかりやるだけ」と指揮官。まだ7ゲーム差あるだけに、地に足をつけて戦いたい。(平島さおり)

 ソフトバンク・小久保監督「(打線が援護できず)7月は我慢の月やね」