男子高飛び込みの玉井陸斗が貫禄のV パリ五輪メダル獲得へ「100点で締められて良かった」

AI要約

日環アリーナダイビングカップでの男子高飛び込み、女子高飛び込み、女子板飛び込みの結果を報告。男子高飛び込みでは玉井陸斗が517.95点で優勝し、女子高飛び込みは荒井祭里が319.40点で制覇。女子板飛び込みは三上紗也可が328.55点で優勝。

玉井陸斗はノースプラッシュで締めくくり、最終6本目のジャンプで100.80点を獲得。準決勝、決勝で合計12本の演技を行い、本番に向けて弾みをつけた。

馬淵コーチは、本番では550点以上でメダルを獲得できるとし、570点を目指すと述べた。五輪出場を目指す彼らの意気込みが伝わる。

男子高飛び込みの玉井陸斗が貫禄のV  パリ五輪メダル獲得へ「100点で締められて良かった」

 飛び込みの日環アリーナダイビングカップは15日、宇都宮市の日環アリーナ栃木で行われ、パリ五輪日本代表が本番前最後の大会として出場した男子高飛び込みの玉井陸斗(17=JSS宝塚)が517・95点で優勝した。女子高飛び込みは荒井祭里(23=JSS宝塚)が319・40点で制覇。女子板飛び込みは三上紗也可(23=日体大)が328・55点で頂点に立った。

 パリ五輪前最後の公式戦の最終6本目のジャンプを、玉井がノースプラッシュで締めた。5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)をほぼ完璧に決め、100・80点をマーク。日本飛び込み界初のメダルを狙う本番に弾みをつけ「最後の1本はやり切ることができた。100点で締められて良かった」と笑った。

 この日は予選、決勝で計12本の演技を行った。準決勝、決勝が同日開催の五輪本番を想定し、予選は余力を残して突破。合宿中で疲労のある中で安定したジャンプを見せた。7回目の五輪を迎える馬淵コーチは「本番で持っている力を出せれば550点以上でメダルは獲れる。570点まで伸ばせればメダルの色も変わる」と自信を見せた。