飛び込み代表が五輪前最後の実戦 玉井、収穫得てパリへ「メダル目標」

AI要約

男女代表選手が実戦を通じて仕上がりを確かめる

玉井選手は安定した演技で高得点を記録し、メダル獲得を目標に力を込める

三上選手は大技を最終演技に組み込み、プレッシャーをかけて臨む覚悟を見せる

飛び込みで、パリ五輪代表の男子高飛び込みの玉井陸斗(JSS宝塚)や女子板飛び込みの三上紗也可(日体大大学院)らが15日、宇都宮市内で行われた競技会に出場し、五輪前最後の実戦の場で、仕上がりを確かめた。

玉井は、決勝の6本全てで大崩れせず、最終6本目は100・80点の高得点をマーク。合計517・95点を記録し、「キレは足りないが、安定していたことは、今回の収穫」と手応えを語った。パリには今月末に入る予定で、五輪に向けて「メダル獲得を目標に、できることをやりたい」と力を込めた。

三上は、昨年は4本目に飛んでいた大技の5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)を最終5本目に組み込み、合計328・55点で1位となった。パリ五輪でも同じ構成で臨む予定と明かし、「5154Bを最後に飛ぶのが、プレッシャーが懸かると、逃げていた気もした。最後に勝負をかけようと思って変えた」と覚悟を語った。