俺だけ置いてけぼりはないよね!仲林圭が首位通過、優勝チーム全員がベスト16へ「無事に勝てて良かった」2位通過は西川淳/麻雀・Mトーナメント

AI要約

仲林圭がMトーナメント2024予選2ndステージH卓で首位通過を果たした。

仲林は第1試合で一連の苦戦を経て2着入賞し、第2試合で逆転勝利を収めて首位通過を決めた。

Mリーグの優勝チーム所属の4選手がシード権を得て出場し、激戦を制した仲林が注目を集めた。

俺だけ置いてけぼりはないよね!仲林圭が首位通過、優勝チーム全員がベスト16へ「無事に勝てて良かった」2位通過は西川淳/麻雀・Mトーナメント

 チームメイトは一足先に全員通過、負けたら何を言われる…。そんな重圧を見事に振り切った。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージH卓が7月13日に開催され、Mリーグ2023-2024の優勝チームとしてシード権を得て出場した仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)が首位通過。2位通過は連盟A1リーガーの実力者で推薦選手の西川淳(連盟)。第1試合で役満・四暗刻をツモ、ファンを大いに沸かせた。

 第1試合は東家から西川、下石戟(協会)、HIRO柴田(連盟)、仲林の並びで開始。仲林は開局に同団体の推薦選手である下石に満貫をツモられ、さらに東2局には西川の四暗刻が飛び出し失点続き。その後も柴田に親跳満をツモられ、7800点持ちの3着に沈んでしまう。それでも親番の東4局、仲林は下石とのリーチ合戦を契機にで反撃開始。リーチ・ツモ・平和・一盃口・ドラ2・裏ドラ2の2万4000点をツモり一気に2着目へ浮上した。南2局は西川から5200点のロンに成功するも逆転には至らず2着。

 柴田との着順勝負が焦点となった第2試合は、東家から柴田、下石、仲林、西川の並び。南2局を迎えた時点で柴田と西川が同点トップ目。ここで仲林は下石のリーチに押し返す形で二・五万待ちのリーチ。ドラ1索を暗刻にした大チャンスだ。ここで一発目のツモは光り輝く赤五万。リーチ・一発・ツモ・赤・ドラ3の1万2000点を得てトップ目に浮上した。南4局は早い平和のテンパイをダマテンに構えると、柴田からロン。平和・赤・ドラの3900点でゲームセット。2着・1着で首位通過を決めた。

 試合後は安堵の表情で「前半全然(勝負に)出られないなあという感じだったのですが、運良く親番で(アガれた)。(第2試合南2局の)下石さんの親リーチに全然勝負はしたくなったですが、手が手なので、もう行くしかない。一発でツモれたので良かった」と勝因を語った。

 チームメイトからはプレッシャーも。試合後は「みずちゃん(瑞原明奈・最高位戦)は超バカにしてくると思うんですよ、負けたら。優さん(鈴木優・最高位戦)もバカにしてきそうだな。剛さん(小林剛・麻将連合)はたぶん興味ないと思う。2人にヤーヤー言われるのが嫌だったので、無事に勝てて良かった」と喜んだ。リードした西川が第2試合も攻めていたことが仲林に味方した。「西川さんがHIROさんのリーチをかわしてくれた。僕はその陰に隠れて、最後は跳満ツモってラッキー!という感じでしたね」とにっこり。

 激似と話題の推薦選手・桑田憲汰(連盟)はすでに敗退。仲林は「先に行った弟のためにも、優勝したいと思います!」と健闘を誓い、ファンからは「プレッシャーを跳ね除けての通過流石やで!!」「お見事でした」「ジャガイモ!!さす林!!」と勝利を称える声が立て続いた。

【第1試合結果】

1着 西川淳(連盟)4万7200点/+67.2

2着 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)3万2900点/+12.9

3着 HIRO柴田(連盟)2万2100点/▲17.9

4着 下石戟(協会)▲2200点/▲62.2

【第2試合結果】

1着 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)3万7200点/+57.2

2着 HIRO柴田(連盟)2万6600点/+6.6

3着 西川淳(連盟)2万4100点/▲15.9

4着 下石戟(協会)1万2100点/▲47.9

【最終結果】

1位 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)/+70.1

2位 HIRO柴田(連盟)/+51.3

3位 西川淳(連盟)/▲11.3

4位 下石戟(協会)/▲110.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)