ソフトバンク踏ん張りどころの前半残り7試合 ボディーブロー〟のように効き始めた〝彼〟の不在

AI要約

日本ハムがソフトバンクに3-2で勝利し、今季10度目の逆転負けを喫した。敗戦投手の津森は8回に2失点で逆転を許すが、この日が登板30試合目で2度目の失点だった。

守護神のオスナ不在がチームに影響を与え始めており、松本裕が代役の守護神を担当しているが、2度のセーブ機会で2度の失敗を喫している。オスナの戦列復帰は球宴明けの予定。

チームは松本裕の抑え起用によって継投や攻撃面に影響を受けている。この日の敗戦で、6回終了時にリードしていた場合の連勝が「34」で止まった。

ソフトバンク踏ん張りどころの前半残り7試合 ボディーブロー〟のように効き始めた〝彼〟の不在

 ◆日本ハム3―2ソフトバンク(13日、エスコンフィールド北海道)

 今季10度目の逆転負けだ。敗戦投手となった3番手の津森は責められまい。8回の2失点で逆転を許したのは津森だったが、失点したのはこの日も含めて登板30試合目で2度目のことだった。

 それより気がかりなのは、守護神の「オスナ不在」がボディーブローのように効き始めている点だ。下半身のコンディション不良で戦列を離れたのが5日。その後は本来セットアッパーの松本裕が代役の守護神を務めているが、ここまで3度のセーブ機会で2度の失敗と苦しんでいる。

 もちろん、シーズン途中の不慣れなポジションへの〝転向〟ということもあり、本来の力が発揮しきれていないことを責めるつもりは毛頭ない。だが、松本裕が抑えに回ったことで、それまでの起用順にズレが生じていることは事実だ。その典型例が、この日の継投ではなかったか。この敗戦で、開幕から継続してきた6回終了時にリードしている場合の連勝は「34」で止まった。

 「オスナ不在」は攻撃にも影響を及ぼしている。1点を追う9回。無死一塁でベンチは2番今宮に強攻を指示した。「同点を狙いにいっていない」。小久保監督の言葉から察するに、疲弊気味の中継ぎ陣の状況を踏まえ、逆転を狙ったのだろう。オスナの戦列復帰予定は球宴明け。踏ん張りどころの前半戦残り7戦となる。(石田泰隆)

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