【高校野球】静岡・知徳の198センチ最速152キロ右腕に日米7球団スカウト 緊急降板も「状態は良くなっている」

AI要約

第106回全国高校野球選手権静岡大会の知徳と浜松日体の試合で、知徳の小船翼投手が初マウンドし、顔面にピッチャー返しを受けて緊急降板。しかし、チームは逆転勝利し、3回戦進出を果たした。

小船投手は5安打5三振1失点の成績を残し、初戦の緊張と右肩炎症からの復帰の影響を受けつつも、次戦に向けて意気込みを示した。

小船投手は198センチの右腕で、155キロを目指す。彼のプロ注目の存在と怪我からの復帰劇が注目を集めている。

【高校野球】静岡・知徳の198センチ最速152キロ右腕に日米7球団スカウト 緊急降板も「状態は良くなっている」

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会 ▽2回戦 知徳6―1浜松日体(13日・愛鷹球場)

 プロ注目の198センチの知徳(静岡)・小船翼投手(3年)の今夏初マウンド。日米7球団13人のスカウトが最速152キロ右腕を見守る中、アクシデントが起きた。0―1で迎えた4回1死、強烈なピッチャー返しが顔面に直撃し緊急降板。下唇を切り出血するも大事にはいたらず、その後はベンチから仲間の逆転劇を見守った。「点を取ってくれて助かった」と3回戦進出に安どした。

 3回1/3を5安打5三振1四球で1失点。反省が尽きなかった。「初戦の緊張もあり、序盤からストライクを取れるところを取れずに流れを悪くしてしまった」。この日の最速は初回にマークした148キロ。5月中旬に右肩炎症で約1か月の離脱して以降は最速となるが「足りなかった」とうなだれた。

 しかし、「状態は良くなっている。ここからどんどん上げていけたらいい」と前を向いた。仲間がつないでくれた夏に感謝し、目標とする155キロへ向け意気込んだ。

 ◆小船 翼(こぶね・つばさ)2006年6月20日、神奈川県生まれ。18歳。5歳から野球を始め、海老名市立柏ケ谷中時代は海老名リトルシニアでプレーし全国大会も経験。198センチ、110キロ。右投右打。