体操・宮川紗江が現役引退発表、今後は「最高で最強の指導者に」 リオ五輪代表、18年にはパワハラ告発

AI要約

体操女子の2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(24)が現役引退を発表。

宮川は22年間の競技生活に幕を閉じ、関東ブロック大会をもって引退。

今後は体操競技の発展や指導者として活動する意向。

 体操女子の2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(24)が15日、自身のSNSを通じて現役引退を発表した。

 宮川は「この度、約22年間の競技生活を引退することになりました」と報告。「4月の全日本選手権が終わってから、最後はお世話になった埼玉県の代表として本国体を目指そう。戦おうと決めていました。残念ながら本国体予選となる関東ブロックでの予選は通過出来ず、関東ブロック大会をもって引退することになりました。最後の演技は、自分の大好きな体操を心から楽しんで演技することが出来ました」とつづった。

 16年リオ五輪では団体総合4位入賞に貢献。18年には当時の日本協会幹部によるパワハラを告発したが、その後の第三者委員会の調査でパワハラは認定されなかった。「長かったようであっという間な競技生活を振り返ると苦しかったこと、しんどかったことが思い出されます」とし、「そんな競技人生をここまで長く続けられたのは1番近くで見てくれていた家族、一緒に戦ってくれた仲間、支えてくれた仲間。幼少期から今まで指導して頂いたコーチの皆様。1番しんどい時に近くにいてくれた方々。沢山応援してくださったファンの皆様。私の体操人生に関わって頂いた皆様のおかげです」と感謝をつづった宮川。

 今後は「体操競技の発展、子どもたちの指導など、様々な活動をしていきたいと思っています」と明かし、「指導者としてはまた1からになりますが、最高で最強の指導者になれるよう楽しく、元気に頑張りたいと思います」と意気込んだ。