【松戸競輪・GⅡサマーナイトF】真杉匠 GⅡは初制覇「走る前も不安なく楽しんで走れた」

AI要約

真杉匠が松戸競輪の大会で初Vを果たし、尾方真生がビッグレース初制覇を達成。

真杉は勝負所で脇本雄太と古性優作を交わし、2角まくりで逆転勝利。200勝を達成したことも話題に。

真杉は後半戦に向けG1優勝を目指し、勝負の道を突き進んでいる。

【松戸競輪・GⅡサマーナイトF】真杉匠 GⅡは初制覇「走る前も不安なく楽しんで走れた」

 松戸競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪ナイターG2「第20回サマーナイトフェスティバル」は16日の最終日、12Rで決勝が争われ、真杉匠(25=栃木)が2角まくりで大会初V。2つのG1タイトルは持っているが、G2は初制覇となった。また、11Rで行われた「ガールズケイリンフェスティバル2024」の決勝は、尾方真生(25=福岡)が逃げ切りでビッグレース初制覇を決めた。

 関東の若きエース・真杉が最高の形で夏の夜の祭典を締めくくった。

 勝負所では「入られたら、ないと思った」と郡司浩平をさばき、北井佑季の番手にハマっていた脇本雄太―古性優作の後位を確保。ホームで脇本が先に仕掛け、自身は2角で踏み込むと、今度は古性の強烈なブロックが立ちはだかった。それでも「だいぶ止まったけど、どうにか下りを使っていけました」と最後の力を振り絞り、大観衆が埋めつくすメインスタンド前を1着で駆け抜けた。

 今大会の2日目には通算200勝を達成。「最近にないぐらい自転車の感じは良く、走る前も不安なく楽しんで走れた」と気持ちの余裕も後押しした。

 今年は年初の練習中落車で出遅れたが「(後半戦の)いいスタートが切れました」と充実の表情をにじませた。後半戦はG1優勝に向け勝負の道を突き進む。