【松戸競輪(ナイター)GⅡサマーナイトF】北津留翼は新しいトレーニングに挑戦中

AI要約

北津留翼は自宅でのウエートトレーニング効果を発揮し、久留米記念以来のレースに臨む準備を整えている。

室内練習も充実させた北津留翼は、400キロの重りを使ったレッグプレストレーニングに挑戦しているが、苦戦している様子。

ガールズ競輪では尾方真生が初タイトルに挑戦し、ナイター開催でのレースで勝利を目指している。

【松戸競輪(ナイター)GⅡサマーナイトF】北津留翼は新しいトレーニングに挑戦中

<12日・松戸競輪・前検日>

<九州王国 再興へ>

 北津留翼が自宅でのウエートトレ効果を発揮する。6月久留米記念以来のレースとなるが、「いつも通りマウンテンバイクで山道を走って練習してきました。でも雨が多かったので、室内練習も多かった」。雨でも外で乗ることは多いそうで、「山道なんで、梅雨どきは土砂崩れなどに気をつけないと。だいたいどこが危ないかは分かっています」。以前は練習中に道路が寸断されて、「倒れた木を持ち上げようとしても動かないんですよ。仕方なく遠回りです」とよくアクシデントに遭遇し苦労した。でもプロデビューからもう19年。心得たものだ。

 今回は室内練習も充実させた。ウエートトレのマシンを購入。「娘が入っている競輪選手養成所でもレッグプレス(ひざと股関節を曲げた状態から重りに逆らって脚を伸ばすトレーニング)をやると聞いて、家にもあった方がいいと思って最近買ったんですよ。久留米記念で山崎賢人君に聞いたら片足で350キロ上げると言っていたので、400キロの重りのプレートも一緒に」。だが思ったようには上がらず、「ユーチューブでやり方を見ながらやったけど、両足で180キロ。200キロになると全然上がらず、ちょっと首も痛めた」とトホホな表情。さらには「家の中のプレートが邪魔なんです」と使わない200キロ分を持て余している。それでも持ち前の脚力にさらに刺激が入ったことは間違いない。初日9RはSS山口拳矢や地元の根田空史ら強豪ぞろいでも、豪快な一撃を期待したい。

 ガールズは尾方真生が初タイトルに挑戦する。前回は苦手なモーニング開催だったが、「今回はナイターだし大丈夫」と自信ありげ。さらには「33バンクなので、日野未来さんと奈良で練習してきました。出げいこに行くのは初めてかも」と、意欲的に対策を施してきた。「体の状態はいつもと変わらないけど、バンクの感覚に慣れたし、前々で勝負できると思う」。こちらはデビュー4年。殻を破るための必死さが出てきた。さらには送っておいたフレームが見当たらず、「でも自転車がないから走れないかも」と、競輪場での捜索も必死で行った。それも見つかったからには、自分の走りを披露するだけだ。