大谷翔平、伝説の史上最速「40―40」から一夜明け…「50―50」へ再出発 レイズ戦「1番・DH」先発出場

AI要約

大谷翔平投手が史上最速の「40-40」を達成し、史上初の「45-45」「50-50」に向けて戦うことが報じられた。

大谷は前日の試合でサヨナラ満塁本塁打を含む活躍をし、個人記録のみならずチームの勝利に貢献した。

大谷は数字の増加よりもチームの勝利を重視し、ポストシーズン進出を目指している。

大谷翔平、伝説の史上最速「40―40」から一夜明け…「50―50」へ再出発 レイズ戦「1番・DH」先発出場

◆米大リーグ ドジャース―レイズ(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠地・レイズ戦に「1番・DH」で先発出場する。史上6人目で史上最速の「40―40」達成から一夜明け、今度は史上初の「45―45」「50―50」に向けた戦いが始まる。

 前日23日(同24日)は伝説が生まれた。「39―39」の“ダブルリーチ”で迎えた大谷は、4回先頭で6試合連続安打となる遊撃内野安打を放つと、1死後、完璧なスタートで3試合連続の40盗塁目を決めた。そして、3―3の9回2死満塁だった。初球を捉えた大谷の打球は懸命に手を伸ばした中堅手のグラブを越え、センター右に着弾する日本人選手初のサヨナラ満塁本塁打。「40―40」を日米通じて初の劇弾、さらに移籍後初の満塁弾で決め、スーパーヒーローになった。本塁打&盗塁の「40」同日達成は史上初。過去5人の中で「40―40」の最速記録は出場147試合で到達した06年ソリアーノ(ナショナルズ)だったが、大谷は同126試合で成し遂げた。「何より勝てたこと、最後に打てたことが、ドジャースに来てから一番の思い出になりました」と笑った。

 シーズン50本塁打、50盗塁ペース。「40―40」は大谷にとって通過点だ。「数が増えるということは、勝つ確率も高くなる。自分の数字が上がると同時にチームが勝てるように頑張りたいと思います」と言い「ポストシーズンに進出して、ワールドシリーズで勝つことが一番の目標なので。自分の数字は後からついてくればいいと思ってます」と本音を漏らした。

 この日のレ軍先発右腕、T・ブラッドリーとは初対戦。「ここ数日は(球の)見え方がいい」という大谷が、“伝説の一日”から量産態勢に入る。