ロバーツ監督、山本由伸の60日IL移行は「枠を空けるため」…ドジャース復帰に慎重

AI要約

山本由伸投手が60日間の負傷者リストに移行し、ドジャース監督はその形式的な措置であることを説明した。

山本の右肩の負傷はそれほど重くないが、慎重なリハビリを経て復帰に向けて段階的なステップを踏んでいる。

復帰時期は未定で、4月に怪我をした他の投手の例を考慮して焦らず慎重に検討している。復帰までにはまだ時間がかかる見通し。

ロバーツ監督、山本由伸の60日IL移行は「枠を空けるため」…ドジャース復帰に慎重

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は14日、60日間の負傷者リストに移行した山本由伸投手について「26人ロースターの枠を開けるためで形式的なもの。もともと、その(60日のILから復帰できる8月15日)前に戻ってくるとは思っていなかった」と話した。チームのベンチ入りメンバーの26人枠には前日に獲得して14日に先発した右腕ブレント・ハニーフェルが入った。

 山本は6月15日の登板で右肩を痛めて緊急降板。翌日、「右肩腱板損傷」で負傷者リスト入りした。山本は「そんなに重症ではない」と話すものの、ドジャースは慎重にリハビリを進める方針。山本は既にキャッチボールを再開している。この後、ブルペン、打者を立たせての投球練習、マイナーでの登板など段階的なステップを踏むため、復帰にはまだ時間がかかる。

 監督によれば、現時点でいつ戻るか「タイムラインはない」。4月に右肩を痛めたミラーは約2カ月以上かけて復帰したが、復帰後は状態が上がらずに乱調が続いてマイナー落ち。チームはプレーオフで山本がいい状態で投げられることを期待しているが、焦ってメジャーに戻して再発することだけは避けたいようだ。番記者の一人は「9月になるのでは」という見通しを示す。