【高校野球】山村学園・藤原、全国2位の総筋力で片手ホームラン 春4強のチームもコールド発進

AI要約

山村学園が埼玉大会で越谷南をコールドで下し、藤原将輝捕手が力強い活躍を見せた。

藤原は母のサポートを受けつつ、筋力トレーニングに励み、ホームランを含む好プレーを披露した。

打線は藤原の活躍を受けて猛攻し、投手陣も頼もしい活躍を見せ、次戦に向けて気合いを入れている。

【高校野球】山村学園・藤原、全国2位の総筋力で片手ホームラン 春4強のチームもコールド発進

◆第106回全国高校野球選手権 埼玉大会 ▽2回戦 山村学園14-0越谷南=5回コールド=(14日・レジデンシャルスタジアム大宮)

 山村学園の藤原将輝捕手(3年)が「3番・捕手」で先発出場し、攻守で躍動した。4点リードの2回2死二塁、直球を捉えて右越え2ラン。2回の攻撃前の岡野泰崇監督(48)からの「低くて強い打球を打とう」という指示を徹底。片手でのホームランに「入るかわからなかった。思っていたより飛んだ」と驚いた様子。それでも自身公式戦2本目となるアーチを喜んだ。

 パワーの源は筋力だ。母の綾子さん(48)によると、6月のZETTベースボールの体力テストの総筋力部門で全国2位を獲得。野球のため「常に筋肉のことしか考えていない」と笑い「寝る時間を逆算して生活している」とも明かした。

 藤原のホームランでさらに勢いづき、1イニング8点の猛攻。奮起した打線について岡野監督は、もともと打撃が課題だっただけに「あまり信用してない」と笑いを飛ばした。一方、投手陣については「テンポ良く投げてくれた」と評価した。

 その投手陣を引っ張ったのも藤原。最速146キロのエース左腕・西川歩投手(3年)ら4投手をリードし、打たれたヒットは1本のみ。「3者凡退の回が多く、テンポ良くいけた」と振り返った。「守備の要として、まずは投手をしっかりリードしたい」と次戦(18日、栄東と熊谷の勝者戦)に向けて意気込んだ。