近大福山の赤田が120球完封「今日は94点」 全国高校野球選手権広島大会2回戦

AI要約

近大福山が武田高校を1-0で破る接戦を制し、主戦赤田有が完封勝利を収めた。

赤田有は13三振を奪いながらも、直球が走らずに変化球主体の投球に切り替える必要があった。

赤田有の巧みな投球術とけん制アウトなどが光り、武田高校の強力打線を封じた。

近大福山の赤田が120球完封「今日は94点」 全国高校野球選手権広島大会2回戦

 【全国高校野球選手権広島大会2回戦 近大福山1―0武田(13日)】

 タイブレークまでもつれた投手戦は近大福山に軍配が上がった。主戦赤田有が10回120球を投げ切り完封。「怖い打線だった。先に点を取られないことに必死だった」と喜んだ。

 五回まで毎回奪三振で二塁を踏ませない完璧な立ち上がりを見せた。しかし、「直球が走らなくて、キャッチャーと相談しながらだった」と変化球主体の投球に切り替えるなど試行錯誤。決め球のスライダーがはまって計13三振を奪い、1回戦で10点を挙げた武田を手玉に取った。2度のけん制アウトを奪うなど巧みな投球術も光った。