春の広島県大会準優勝の海田、五回コールド発進 1年生投手が継投 全国高校野球選手権広島大会2回戦

AI要約

春の広島県大会準優勝の海田が2回戦で12―2の大勝を収めた。打線が活発で10安打を記録し、投手陣も2失点に抑えた。

内谷治起主将の活躍や、チームの意気込み、挑戦の姿勢が強調される試合だった。

海田は初の甲子園出場を目指し、公立校としての挑戦が始まった。

春の広島県大会準優勝の海田、五回コールド発進 1年生投手が継投 全国高校野球選手権広島大会2回戦

【全国高校野球選手権広島大会2回戦 海田12―2庄原格致】(12日、鶴岡一人記念)

 春の広島県大会準優勝の海田が五回コールド発進した。打線は10安打と活発で12得点。投げては沢秀太、岡本琉巳の1年生投手の継投で2失点に抑えた。平崎直樹監督は「(選手の動きが)硬かったねえ。先に点を取って楽になったかな。投手陣が良かった」と息をついた。

 内谷治起主将のバットがチームを勢いづけた。一回、暴投で1点を先制して、なお2死満塁で打席へ。初球を思い切ってスイングし、右前2点打を放った。「カーブが来ると思った。狙い通り」。捕手としての読みがさえた一打だった。

 春準優勝で注目度は高い。平崎監督は「練習試合の時から倒してやろうという相手の闘志、圧をすごく感じる」と吐露。内谷主将は「実力があるチームではない。挑戦者のつもりで上を見ずに一戦一戦戦い、どこよりも長い夏を過ごしたい」。初の甲子園を目指し、公立校の挑戦が始まった。