【高校野球】水戸三に野球部 ”うわさの元高校球児先生”に女子マネ3人でオファーで創部実現

AI要約

水戸三は今年4月に創部し、那珂湊・茨城東との連合チームで参加したが、23-0で敗れる。しかし、新たな野球部の歴史が始まった。

水戸三野球部の創設は、女子校だった学校に元高校球児の柴田優太監督が導入し、3人の野球好きが提案。指導者としても歴史を残す柴田監督は、新たな挑戦に笑顔で取り組む。

笹嶋さんは引退するが、1年生に今回の経験を生かして頑張るようエールを送る。

【高校野球】水戸三に野球部 ”うわさの元高校球児先生”に女子マネ3人でオファーで創部実現

◆第106回全国高校野球選手権 茨城大会 ▽2回戦 日本ウェルネス23-0那珂湊・茨城東・水戸三=5回コールド=(13日・ノーブルホーム水戸)

 今年4月に創部したばかりの水戸三が、那珂湊・茨城東との連合チームで出場。23得点を許し敗れたが、水戸三野球部の歴史が刻まれた。

 中学はソフトボール部だったというマネジャーの笹嶋ほのかさん(3年)は「元高校球児の先生が異動してくる」とうわさを聞きつけた。”うわさの先生”とは02年に主将として水戸短大付初のセンバツ出場を経験した柴田優太監督(40)。笹嶋さんら野球好きの3人で柴田監督に野球部創部を提案。07年までは女子校だった同校に野球部を創部することが決定した。柴田監督は高校球児としても指導者としても歴史の1ページを刻み「何かを始めるのはエネルギーのいることだけど、人生で大切にしていること」と笑みを浮かべた。「彼女たちが『野球をやろうといってくれたから』今がある」と感謝した。

 笹嶋さんは引退となるが、6人の1年生に向けて「今回の経験をいかして3年生まで頑張ってほしい。少しでも長く野球をやってくれたら」とエールを送った。