京都成章の松井常夫監督が退任を明言 次期監督にコーチの志賀厳氏指名/京都

AI要約

京都成章の監督松井常夫氏が20年間の指揮を終え、次期監督に志賀厳氏が就任することが決定。

松井監督は春夏5度の甲子園出場経験があり、成章を甲子園に導いた実績を持つ。

13日の試合では京都国際に0-3で敗れ、15年夏以来の2回戦敗退となった。

京都成章の松井常夫監督が退任を明言 次期監督にコーチの志賀厳氏指名/京都

<高校野球 京都大会:京都国際3-0京都成章>◇13日◇2回戦◇京都府太陽が丘

 春夏5度の甲子園出場経験のある京都成章で指揮を執った松井常夫監督(60)は、13日の試合後、退任する意向を明かした。05年8月から、20年間の監督生活に終止符を打つ。

 次期監督は、コーチの志賀厳氏(48)を指名した。「僕も成章OBですし、奥本保昭前監督や松井監督の思いを引き継いでいきたい」と意気込んだ。

 志賀新監督は、成章OBで高3夏に京都準Vを飾った。同期に広島の2軍バッテリーコーチを務める倉義和氏(48)や、横浜やMLBで活躍し現在社会人クラブチームOBC高島のコーチ兼選手の大家友和氏(48)がいる。

 松井監督は、甲子園には2度出場。11年のセンバツと現日本ハムの北山亘基投手(25)を擁して17年には準Vを飾った98年以来の夏の甲子園出場を果たした。退任後、ノッカー役など引き続き成章ナインのサポートに努めることも明言した。

 この日は今春センバツに出場し、近畿王者の京都国際との2回戦に0-3で敗れた。相手のエース・中崎琉生投手(3年)の前に5安打。4回1死満塁の好機も生かせず、最後まで無得点のままだった。

 この日は教え子であり、01年の主将だった京都国際の小牧憲継監督(40)との対戦。「最後に、小牧とやれた。うちとしては勝たしてやりたかった」と悔やんだ。またこの敗戦で、15年夏以来の2回戦敗退となった。