村上桜ケ丘・渡辺勇陽、公式戦初先発でノーヒットノーラン「四死球出したから70点」/新潟

AI要約

村上桜ケ丘の渡辺勇陽投手がノーヒットノーランを達成。13三振を奪い、4度の四死球を反省しながらも勝利を収めた。

公式戦初先発での快挙により、渡辺勇陽投手は次の試合でもノーヒットノーランを目指す意気込みを見せた。

松田忍監督は渡辺勇陽投手の奮闘を評価し、9回を投げきったことを称賛した。

<高校野球新潟大会:村上桜ケ丘3-0新潟西>◇12日◇2回戦◇新発田市五十公野公園野球場

 村上桜ケ丘の背番号10の2年生右腕、渡辺勇陽投手(2年)が、ノーヒットノーランを達成した。13三振を奪い、許した走者は2四球、2死球の4度だけ。外野への飛球も4度の快投だった。1-0の3回に2死球と1四球で2死満塁のピンチを招いたが、続く打者を左飛に打ち取り勢いに乗った。それでも制球が安定しなかった序盤を反省。自己採点は「四死球を出したから70点」と厳しかった。

 この試合が公式戦初先発。完投自体ももちろん初めてだった。マウンドではポーカーフェースだったが、快挙達成の瞬間だけガッツポーズ。「次も(ノーヒットノーランを)狙います」と力強く次のマウンドを見据えた。

 松田忍監督(74)は「ノーヒットノーランではなく(9回を)投げきったことは彼にとって勉強になったと思う」とねぎらった。