【プレビュー】約1カ月ぶりに横浜FMと鹿島が日産スタジアムで激突。鍵を握るのは主導権を握り合う中での粘り強さ|Jリーグ

AI要約

横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが激突するJ1リーグ第23節。横浜FMは苦しい状況から脱出を目指し、鹿島は連勝を重ねて上位追い上げ。どちらが勝利するか注目。

横浜FMは4連敗からの脱出を図るも、守備の改善がポイント。鹿島は北海道コンサドーレ札幌戦で勝利し、連勝に導いた鈴木優磨が再び活躍を期待される。

夏の暑さの中、横浜FMと鹿島の好勝負が展開される。14日19:30キックオフの一戦に注目。

【プレビュー】約1カ月ぶりに横浜FMと鹿島が日産スタジアムで激突。鍵を握るのは主導権を握り合う中での粘り強さ|Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは7月13日から14日にかけて第23節が開催。日産スタジアムでは苦しい戦いが続く横浜F・マリノスと上位につける鹿島アントラーズが激突する。

16年ぶりとなる4連敗と厳しい時期に入っている横浜FMと前節に5試合ぶりの勝利を手にした鹿島が相対する。

ホームで鹿島を迎えうつ横浜FMは低調な状況が続いている。前節はアウェイでガンバ大阪を相手に連敗ストップを目論んだが、立ち上がり4分に失点を喫して出鼻をくじかれると、そこからさらに失点を重ねて終わってみれば4失点。攻撃面でも最後まで1点が遠く完敗を喫することになってしまった。週中の天皇杯3回戦・水戸ホーリーホック戦も勝利こそしたが、120分で決着をつけることができずにPK戦での勝利。疲労度の溜まる試合を経て、今節に向かうのはなかなか難しい状況だ。

ただ、勝利を得たことは次につながるはず。嫌なムードが漂う中で今節を迎えるよりはよっぽどいいだろう。今節こそ連敗を止め、サポーターに歓喜の瞬間を届けたいところだ。注意したいのは守備面。前節のように立ち上がりから失点したらペースを掴むのは簡単ではない。時には粘り強い守備で応戦し、自分たちの時間を作っていくことが大事になる。その点を踏まえると、CBを務める上島拓巳がキーマンか。守備を統率し、無失点を続けることで勝利に近づきたい。

一方、逆転での優勝を狙う鹿島は、中断明けの第18節から3試合連続ドローとなり、前々節のヴィッセル神戸は相手の圧力に屈して敗戦。こちらも難しい時期が続いていた。しかし、前節の北海道コンサドーレ札幌戦は鈴木優磨の活躍などもあり2-0の勝利。4試合勝ち星なしの状況をストップさせたことはポジティブな要素だ。首位・FC町田ゼルビアとの差も「5」とそこまで広がっていない。これ以上離されないためにも連勝していきたいところだ。

今節は先月の頭に逆転勝利を収めた横浜FMが相手。前回対戦のように苦しい時間はしっかりと耐え、自分たちの時間帯に得点を重ねていくことがポイントになる。バランスを崩して相手の攻撃を防げないようでは勝利は遠のくのみ。集中したパフォーマンスが必要になるだろう。キーマンはやはり鈴木だ。攻撃を牽引する男は、ゴールだけでなくパスでも結果を出すことができる。今節もチームを勝利に導く活躍に期待したい。

夏の暑さも増す中、好勝負の予感が漂う一戦を制すのはどちらか。注目の試合は14日19:30キックオフだ。