16歳の張本美和、目標掲げる「一番はオリンピックで金メダル」…1年前は「パリ五輪出場」

AI要約

卓球のパリ五輪代表候補が直前合宿を公開。初出場の張本美和が金メダルを目標に設定し、世界ランク5位入りも目指す。

世界ランク7位の張本美和は、五輪代表選出後も国際大会で活躍。技術の向上や精神面での成長を自覚し、監督からも高評価を受けている。

張本兄妹ともに初の五輪舞台へ。兄の智和との共闘に意気込み、お兄ちゃんをサポートするために力を合わせる決意を示す。

16歳の張本美和、目標掲げる「一番はオリンピックで金メダル」…1年前は「パリ五輪出場」

 卓球のパリ五輪代表が12日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで直前合宿を報道陣に公開した。女子団体戦要員で初出場の張本美和(木下グループ)は6月に誕生日を迎え、「やっぱり一番の目標はオリンピックで金メダルを取ること。世界ランク5位以上に入ることも大きな目標です。でも今はオリンピックでいい結果を残すことを目標にしています」。1年前は「五輪出場」だった目標は、上方修正され、高みを目指す。

 シングルスで世界ランク7位は、2月に初の五輪代表に選出後も、国際大会に積極参戦。トップ選手との対戦機会を得て、6月末の世界ツアー、コンテンダーチュニスでは、大藤沙月との日本勢対決の決勝を制し、世界ツアーで今季初優勝を飾った。「大事な場面で簡単なミスをしなくなったことが、自分の中ではすごく大きい。細かい技術も代表になってから、よりできるようになりました」とうなずく。日本代表の渡辺武弘監督も「さらに成長しています」と太鼓判を押した。

 初の夢舞台は、男子で2大会連続の兄・智和(智和企画)ときょうだいで同時出場となる。美和は「お兄ちゃんと一緒にメダルを取れたらいいと思います。お兄ちゃんが試合の時はおにぎりをつくってサポートしたいです」と力を合わせて戦う。