【沢田康文の欧州競馬リポート】昨年JCに出走したイレジンは今秋もアジア遠征へ 香港ヴァーズが有力候補

AI要約

フランスのJ・ゴーヴァン厩舎に所属するイレジンは、昨年のジャパンCに出走し、サンクルー大賞では4着となった。

イレジンは5月18日のリステッドのベデル賞で復帰し、1・3倍の人気に応えて快勝。今後はフォワ賞や英チャンピオンS、コンセイユドパリ賞を目指す予定。

また、年末には香港ヴァーズに出走予定であり、今後の活躍が期待されている。

【沢田康文の欧州競馬リポート】昨年JCに出走したイレジンは今秋もアジア遠征へ 香港ヴァーズが有力候補

先週紹介したサンクルー大賞で、1番人気に推されたのは昨年のジャパンCに出走(9着)したイレジンだった。フランスのJ・ゴーヴァン厩舎に所属する父マンデュロの7歳騸馬で、GⅠは2022年ロワイヤルオーク賞、23年ガネー賞と2勝している。

ジャパンC後は休養し、5月18日のリステッドのベデル賞(芝2400メートル)で復帰。主戦のM・ヴェロン騎手を背に1・3倍の人気に応えて快勝し、サンクルー大賞は今季2戦目だった。最後方待機からよく伸びたが4着で、勝ったドバイオナーには2馬身¾差及ばなかった。陣営は敗因のひとつとして大外枠発走で位置取りが難しくなったことを挙げていた。

今後はフォワ賞(9月15日、仏パリロンシャン、GⅡ、芝2400メートル)から英チャンピオンS(10月19日、アスコット、GⅠ、芝1990メートル)か、連覇が懸かるコンセイユドパリ賞(10月20日、パリロンシャン、GⅡ、芝2200メートル)に向かう見込みだ。年末には今年もアジアの国際競走に向かう予定で、昨年フランスのジュンコが優勝した香港ヴァーズ(12月8月、シャティン、GⅠ、芝2400メートル)が最有力候補に挙がっている。(在仏競馬記者)