「ペレスとレッドブルの間には“何か”が欠けている」「彼の問題は...」元RBRのガスリーが窮地のペレスに私見

AI要約

F1レッドブルのドライバーであるセルジオ・ペレスについて、現在の不調の原因やプレッシャーについて元レッドブルドライバーのピエール・ガスリーがコメント。

ガスリーはペレスの状況を自身の経験と比較し、ペレスがクルマのフィーリング不足で苦しんでいると指摘。

レッドブルのプレッシャーを受けてきたガスリーが語る、ペレスへの重圧や改善の可能性について考察。

「ペレスとレッドブルの間には“何か”が欠けている」「彼の問題は...」元RBRのガスリーが窮地のペレスに私見

 F1レッドブルのドライバーで、更迭の噂が浮上しているセルジオ・ペレスについて、元レッドブルドライバーで現在、アルピーヌでステアリングを握るピエール・ガスリーが私見を述べた。

 英国のF1専門メディア『PlanetF1.com』は現地7月10日に記事を配信。現在のペレスとレッドブルの不調の原因について、ガスリーが元レッドブルドライバーとして答えた内容を紹介した。

 ガスリーは2019年、ダニエル・リカルドのルノー(現アルピーヌ)移籍に伴い、アルファタウリ(現RB)からレッドブルに昇格。大きなプレッシャーの中でトップチームデビューを果たすも成績不振によりわずか12レースで降格。現在のペレスのような多くのチャンスは与えられなかった。

 そんな経験を味わったガスリーは 現在のペレスについて「まず第一に、僕の状況はチェコの状況とは大きく異なっていたと思う。でも今、彼は大きなプレッシャーにさらされていると思うよ」と窮地に陥った時の苦悩について慮った。

 そして、「彼は良いドライバーだし、誰もがそれを知っているが、彼自身が原因であれチームが原因であれ、自分の実力をまとめられていないようだ。現時点での彼の問題は、クルマのフィーリングがないことだ」と語り、「マシンが強力だと感じる時はいつでも、どんな理由であれ、週末はリラックスすることになる。次の週末も力強いラップを刻んで、それについて考えることすらない。しかし、両者(レッドブルとペレス)の間に、何かが欠けていることは明らかだ」と続けた。

 レッドブルのプレッシャーを受けてきたガスリーが「大きなプレッシャー」と語る、ペレスへの重圧。ペレスは結果で世間を見返し、長い負のスパイラルから脱することはできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部