【日本ハム】万波中正、26日ぶり10号で3年連続2ケタ弾も空砲…対ソフトバンク7連敗

AI要約

日本ハムの万波が、ソフトバンク戦で10号本塁打を放つもチームは敗れ、5位転落。

万波の打撃が26日ぶりに火を噴き、新庄監督の指示通りの進塁打から2ランを記録。

万波は3年連続の2ケタ本塁打到達であり、今後も山川を追いかけていく意気込み。

【日本ハム】万波中正、26日ぶり10号で3年連続2ケタ弾も空砲…対ソフトバンク7連敗

<日本ハム4-5ソフトバンク>◇12日◇エスコンフィールド

 3年連続の2ケタ弾も空砲-。日本ハム万波中正外野手(24)が、1点を追う6回無死二塁、左翼へ一時逆転となる2ランを放った。14本塁打の22年、25本塁打を放った昨年に続く10号到達も、試合は延長12回の末競り負け、ソフトバンク戦7連敗となった。勝率5割復帰に失敗し、再び5位に転落した。

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 万波のバットが26日ぶりに火を吹いた。6回無死二塁で迎えた第3打席。フルカウントからソフトバンク・スチュワートの変化球に反応した。「打ったのはフォーク。最高でございます!」。第1、2打席ともに空振り三振に抑えられた鬱憤(うっぷん)を、一振りで吹き飛ばした。

 新庄監督の指示は「進塁打」。狙い通り二塁走者を進塁させようとする意志が、巡り巡って貴重な1発になった。指揮官は「右に持っていこうという意識があったんじゃないですかね。右に持っていこうという意識を持って、変化球で一瞬“間”ができて。ヘッドが走って結果的に向こう(左方向に)いったと思いましたね」。その上で「サイン通り」と振り返った。

 3年連続の2ケタ10号到達。22年の6月3日、昨年の5月30日に比べるとペースは遅い。6月16日の巨人戦で9号を放ってから15試合、鳴りを潜めたが、この1発から再び、スイッチを入れる。

 4月3日楽天戦での今季1号がエスコンフィールド100号&全打順本塁打最年少記録。5月29日、阪神戦で放った6号は通算50号、そして9号が11球団制覇弾と、自身の本塁打史のページも増えている。今後も着実に“肩書弾”を重ねながら、トップ14発の山川を追いかける。【永野高輔】