【阪神】小幡竜平が意地見せる 一、二塁間を抜く右前打「何とかつなぐことを意識しました」

AI要約

阪神小幡竜平内野手が、敗戦の中で執念の安打を放ちチームを支えた。

小幡は打率も上昇し、存在感を示している。

次戦に向けてリベンジを誓う小幡の姿勢が光る。

【阪神】小幡竜平が意地見せる 一、二塁間を抜く右前打「何とかつなぐことを意識しました」

<中日3-0阪神>◇12日◇バンテリンドーム

 敗戦の中で、阪神小幡竜平内野手(23)が意地を見せた。3点を追う8回。梅野が右前打で出塁し、1死一塁の場面だった。

 「梅野さんが必死になって(塁に)出てくれたので。何とかつなぐことを意識しました」

 先発高橋宏の前に、無安打で迎えた3打席目。初球の140キロフォークを捉え、一、二塁間を抜く右前打で好機を拡大。3安打に抑え込まれた右腕から、執念の安打をたたき出した。

 それでも反省は第1打席の空振り三振だ。見逃しと空振りで1ボール2ストライク。最後は外角高めの154キロ直球に、バットが空を切った。「一球も当たらずに終わってしまったので。あの球、スピードをはじき返せるように練習します」と次戦でのリベンジを誓った。

 この日の一打で連続試合安打も自己最長を10試合に更新した。6月16日に、開幕遊撃スタメンの木浪が死球による負傷で出場選手登録を抹消。その後は全18試合で遊撃スタメンを守り続けている。同15日まで1割8分4厘だった打率は、2割4分1厘まで上昇。存在感は日に日に高まっている。【波部俊之介】