【ボートレース】成長への原動力はボートレース愛の西丸侑太朗~若松ルーキーシリーズ

AI要約

若手の期待の一人である西丸が、初日の失敗を取り戻して1着を挙げた。

ボートレース愛が成長の原動力となり、さらなる向上心を持ってレースに取り組んでいる。

足重視で調整した6号艇のチルト05度戦略を駆使し、乗りこなす技量を磨いている西丸。

【ボートレース】成長への原動力はボートレース愛の西丸侑太朗~若松ルーキーシリーズ

 ◆ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ 第24回スカパー!・JLC杯(13日・ボートレース若松・3日目)

  西丸侑太朗(20)=香川 (6Rに出走)

 若手の台頭が著しい香川支部の中でも期待の一人である西丸が、2日目前半の2Rで差して1着を挙げた。1走だった初日は4カドからスタートで先行して伸びて行きながら「迷ってしまって…」と、白星を逃すどころか4着にまで後退しただけに「取り戻せましたね」と胸をなで下ろした。

 同期の藤原仙二が6月蒲郡で130期最初の優勝、5月には香川支部の後輩水谷理人がまるがめで初V。周囲を意識しすぎて「自分にプレッシャーをかけ過ぎていた気がします」と余裕を失っていたが、気持ちを切り替えたことが、7月大村での初優出につながった。

 成長への原動力はボートレース愛。「休みの日は練習に行くし、ペラのことも考えてしまう。結局、レースが好きなんでしょう。彼女も欲しいんですけどね(笑い)」とぞっこんだ。思いの強さが「中間着や展開で取れる1着では満足できなくなってしまった」と、さらに向上心をかき立てる。

 ただ勝つだけではなく、「あいつはエンジンを出すな、いいターンをするな、とみんなに思われるようになりたい」。だからこそ「乗りにくいけど足重視で調整する」と決め、2日目後半10Rの6号艇はチルト05度で挑んだ。結果は6着だったが、これはどんな状態でも乗りこなす技量を磨き、近い将来に記念戦線で戦うことも見据えての決断だ。パワー重視の戦略で、じゃじゃ馬を乗りこなしてみせる。