片足跳びでチームを鼓舞 右足首を骨折 島根・隠岐の米田選手

AI要約

隠岐のベンチにいた米田未来選手(2年)が右足首を骨折していながらもチームを支え、自身の復活に意欲を見せる姿が描かれている。

隣県の鳥取県の中学出身者が多い隠岐のチームで、米田選手も留学して復活した部でプレーをしていた。

秋の県大会で3年生が卒業する中、米田選手は今回の怪我を克服して、チームメートとともに全力で試合に臨む覚悟を示している。

片足跳びでチームを鼓舞 右足首を骨折 島根・隠岐の米田選手

(12日、第106回全国高校野球選手権島根大会1回戦 島根中央7―0隠岐)

 攻守交代のたび、隠岐のベンチから片足跳びでグラウンドに飛び出し、ナインを迎える選手がいた。米田未来選手(2年)だ。

 隠岐の登録選手16人は全員1、2年生。2年生8人のうち、5人は隣県の鳥取県の中学出身だ。米田選手も鳥取から「留学」し、休部状態だった部を復活させて練習に励んできた。

 だが今大会直前の練習中に右足首を骨折し、ふがいなさを感じつつ松葉杖をつきながらベンチ入り。この日はチームメートが「自分の穴を埋めようと頑張ってくれている」姿を見て、「動きたくなってしまった」。

 秋の県大会からは他校も今の3年生はいなくなる。「もう学年は同じ。体を万全にして臨む」と誓った。(中川史)