デル・ピエロ氏、EURO解説で自身の現役時代と比較…現代を「羨んでいる」ことは?
元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、現代サッカーの変化について羨望のコメントを述べた。
デル・ピエロ氏がPKに関して、自身の現役時代と現代の違いを指摘。
ユヴェントスOBのジョルジョ・キエッリーニ氏もDFのミスについて言及し、ディテールの重要性を強調。
元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、イタリアメディア『スカイスポーツ』で10日に行われたEURO2024(ユーロ2024)準決勝オランダvsイングランド(1-2)を解説した際、現代サッカーを羨んだ。
ユヴェントスやイタリア代表のレジェンドであるデル・ピエロ氏は、母国イタリアメディアでEURO2024準決勝の一戦を担当。18分にハリー・ケインがイングランドの同点弾をもたらすことになったPKについて、自身の現役時代と比較した。
「ルールは明確だ。カルチョは私がプレーしていた時と比較すると、大きく変わった。私がFWとして羨んでいるのは、現代はPKが与えられやすいことだよ。一方、DFが相手FWを止められる可能性はかなり低くなったと言えるね」
一方、同じくユヴェントスOBで元イタリア代表のジョルジョ・キエッリーニ氏は、試合終了間際にイングランドの決勝点が生まれたシーンに言及。イングランド代表FWオリー・ワトキンスに得点を許したオランダ代表DFステファン・デ・フライに苦言を呈した。
「DFが唯一してはならないことは、ボールを捕らえようとすることだ。ファーへのコースを消せばGKが簡単に止められる。だがボールが足の間を通ってしまうとね…。簡単に回避できるゴールだった。デ・フライは素晴らしいDFなので残念だよ。試合に勝つか負けるかは、ディテールの問題でもある」