「日本がまた開催地に」 IOC五輪統括部長〔五輪〕

AI要約

IOCのクリストフ・デュビ五輪統括部長がパリ五輪中、東京2021大会のレガシーを称賛し、日本の国際大会運営能力を高く評価。

東京五輪を巡る汚職・談合事件や札幌市の冬季五輪招致断念を踏まえつつも、日本でパリ五輪中継が人気であることを指摘し、再度五輪の開催を期待している。

デュビ氏は日本全国の人々に『また日本に五輪が戻ってきて』という思いを抱いてほしいと語った。

 【パリ時事】国際オリンピック委員会(IOC)のクリストフ・デュビ五輪統括部長は3日、パリ市内で日本メディアの取材に応じた。

 開催中のパリ五輪で、2021年東京大会のレガシーが生かされているとし、日本の国際大会の運営能力などを評価。「日本が開催を検討するかは分からないが近い将来、また冬季大会などの開催地になるだろう」と述べた。

 東京五輪を巡る汚職・談合事件が表面化し、札幌市が冬季五輪の招致を断念。国内の機運は高くはないが、デュビ氏は配信サービスを通して日本国内でパリ五輪中継の視聴数が多いことを引き合いに「ムーブメントはまだ去っていない」と指摘。「テレビで見る人気だけではなく、日本全国の人たちが『また日本に五輪が戻ってきて』と思ってほしい」と願った。