鈴木誠也、好調の要因は?「分からない」も7月は9試合でマルチ4度11打点、得点圏で多く回ることにも感謝

AI要約

カブスがオリオールズを8-0で破り、鈴木誠也外野手が3安打3打点の活躍を見せた。

鈴木は3打席連続のタイムリーを含む3長打を放ち、7月には4度目のマルチ安打と11打点を記録。

チームは4連勝し、ブッシュや今永昇太ら若手も活躍。鈴木はチーム一丸とした雰囲気が自身の好調につながっていると語った。

鈴木誠也、好調の要因は?「分からない」も7月は9試合でマルチ4度11打点、得点圏で多く回ることにも感謝

◇11日(日本時間12日) オリオールズ0―8カブス(ボルティモア)

 カブスの鈴木誠也外野手(29)は、敵地のオリオールズ戦で5打数3安打、3打点。チームは今永昇太が6イニングをゼロ封した前日に続き、2試合連続の完封勝利。ア・リーグ東地区首位のオリオールズとの3連戦を3連勝『スイープ』した。

 鈴木は3回に左翼線へ先制二塁打を放つと、5回は左中間二塁打で2打席連続タイムリー。さらに7回の第4打席は、外寄りシンカーを完璧に捉えた初速172キロの打球が中堅フェンス直撃の三塁打となり、メジャー3年目にして初めて「3長打」をマークした。

 これで7月は9試合でマルチ安打は4度目、計11打点の荒稼ぎ。チームも呼応するように4連勝、7月は6勝3敗だ。地元中継局マーキーSNのヒーローインタビューで、鈴木は「好調の要因? 分からないが、チーム一丸となって、何とか1勝1勝をしっかり取っていきたいという気持ちで打席に立っているので、そういった思いがいまの状態につながっているのかなと思う」と語った。

 この日は今季初めて3番の打順に入ったが、直前の2番に座るマイケル・ブッシュ一塁手も3出塁し、鈴木のタイムリー3本でホームを3度踏んだ。新人ながらfWAR2・2はチームトップというブッシュの影響について、鈴木は「チャンスメークしてくれているし、得点圏で回ってくることがたくさんあるので、より集中して打席に入ることができているし、本当に周りに感謝かなと思う」と語った。

 7回の今季3本目の三塁打については「クッションボールで(中堅マリンズがフェンスに激突して)もたついているのが分かっていたので、『いけたらいっちゃおう』という感じだった」と振り返った。(写真はAP)