ドジャース、フィリーズに16年ぶりスイープの屈辱 頼みの大谷翔平も封じられ… ロバーツ監督「現時点では明らかにわれわれよりいいチームだ」

AI要約

フィリーズがドジャースを5-1で破り、ドジャースはシチズンズバンク・パークで16年ぶりのスイープを喫した。

大谷翔平はノラ投手に苦戦し、3度の対戦で無安打2三振。また、通算200号はお預けとなり、初の5戦連続盗塁も逃した。

打線は封じられ、わずか1点しか奪えずに完敗。ロバーツ監督も相手チームの優秀さを認めた。

ドジャース、フィリーズに16年ぶりスイープの屈辱 頼みの大谷翔平も封じられ… ロバーツ監督「現時点では明らかにわれわれよりいいチームだ」

◇11日(日本時間12日) フィリーズ5―1ドジャース(フィラデルフィア)

 フィリーズ名物の勝利を告げる「自由の鐘」が鳴り響き、満員で埋まったファンの歓声が上がる中、ドジャースナインは、早々とクラブハウスに消えた。敵地で投打ともに力の差を見せられて同一カード3連敗を喫して今季2度目の4連敗。シチズンズバンク・パークでスイープされるのは、2008年以来、16年ぶり屈辱だった。

 この日も、過去2戦と同じように先制され、後手に回る展開だった。頼みの大谷翔平も、好右腕ノラの緩急自在の投球に翻弄(ほんろう)され、3度の対戦で無安打2三振。3点を追う7回1死一塁の第4打席も、中継ぎ左腕ストラームのスライダーにバットを折られ、二ゴロに倒れた。5試合ぶり無安打で節目のメジャー通算200号はお預け。日本選手初の5戦連続盗塁も逃した。

 大谷、スミス、フリーマンと上位が封じられた打線は得点力が低下し、わずか1点しか奪えずに完敗。地区首位同士の対決で「プレーオフ前哨戦」と注目を浴びた3連戦は力の差が際立った。ロバーツ監督は「現時点では、明らかにわれわれよりいいチームだし、ずっといい野球をしていた」。主軸にけが人が続出している今の状況では、太刀打ちできなかった。(写真はAP)