前田健太が5年ぶり救援に配置転換へ、監督明言と米報道 タイガース1年目防御率7・26と苦戦

AI要約

タイガース・前田健太投手が、当面の間救援に配置転換されることが報じられた。前田は今季苦戦しており、救援としてプレーを続けることになる可能性が高い。

前田は以前にもリリーフ経験があり、ドジャースやツインズで救援として登板していた。救援に配置転換されるのは5年ぶりのこととなる。

前田は日米通算200勝に向けて挑戦しており、今まで日本とメジャーリーグで164勝を挙げている。

前田健太が5年ぶり救援に配置転換へ、監督明言と米報道 タイガース1年目防御率7・26と苦戦

 タイガース・前田健太投手(36)が、当面の間救援に配置転換されると11日(日本時間12日)、複数の現地メディアが報じた。ヒンチ監督が明言したという。

 前田はドジャース、ツインズを経て、今季からタイガースに2年総額2400万ドル(約36億円=契約発表時のレート)の契約で加入。先発の一角として期待された。右肘トミー・ジョン手術を受けて23年に復帰し、21登板で6勝8敗、防御率4・23で復活。新天地1年目の今季はここまで16試合に登板して2勝5敗、防御率7・26と苦しみ、8試合連続で白星がついていなかった。直近2登板は9、6失点と乱調。ローテの順番通りで行くと前半戦最終戦の14(同15日)の本拠地・ドジャース戦で先発し、大谷翔平投手(30)との日本人対決になることが濃厚だったが、同日はブルペンデーになる見込みで、直接対決が実現するかは微妙だ。

 前田は、ドジャース時代にもリリーフを経験。17年に4試合、18年に19試合、19年に11試合救援で登板し、通算6セーブ。ド軍での17~19年はシーズン終盤に救援に配置転換となり、リリーフでプレーオフを迎えることが毎年恒例だった。昨季もツインズで1試合に救援登板し、プレーオフでも2試合救援登板したが、本格的に救援に配置転換されるのは19年以来5年ぶりだ。

 日米通算200勝に強いこだわりを見せている前田。ここまで日本で97勝、メジャーで67勝を挙げて日米通算164勝で、大台へ36勝と迫っている。