前田健太、乱調が続きチームは今後どう判断するか

AI要約

デトロイトのベテラン右腕が、またも試合を作れずにマウンドを後にした。タイガースの前田健太は本拠地でのガーディアンズ戦で6失点を喫し、防御率は7.26となった。

試合はタイガースが勝負を延長戦まで持ち込むも、8-9で惜敗。マエダに対するファンからのブーイングもあった。

メディアはマエダのパフォーマンスに懸念を示し、次戦に向けて休養を取るべきかどうかも議論している。

前田健太、乱調が続きチームは今後どう判断するか

デトロイトのベテラン右腕が、またも試合を作れずにマウンドを後にした。タイガースの前田健太は現地7月9日(日本時間10日)、前回からのバウンスバックを期して本拠地コメリカパークでのガーディアンズ戦に先発登板。

しかし、2回2/3を投げ7安打6失点としたところで、降板となった。これで右腕の防御率は7.26まで膨れ上がった。試合はタイガースが勝負を延長戦まで持ち込むも、8-9で惜敗した。

地元紙『デトロイト・フリープレス』は試合後、電子版に「打線が反撃してマエダを救出するも、デトロイト・タイガースは9-8でガーディアンズに敗戦」と題した記事を掲載。

その冒頭で前田のパフォーマンスについて、「16試合で防御率7.26とし、最後にマウンドからダグアウトへと引き上げる際に、ファンからブーイングを受けたベテラン先発投手ケンタ・マエダによる連続での悪いパフォーマンスにより、デトロイト・タイガースは火曜の試合で、序盤に6点を追う状況となった」と伝えた。

一方、『MLB.com』は同日付で掲載した試合のレポートの記事の中で、「今後マエダはどうなる?」と小見出しをつけた上で、「現状、直近2試合でわずか6回1/3しかカバーできず、16安打15失点を喫して防御率が7.26に跳ね上がったマエダには、少なくとも先発ローテンションからの休止期間が必要であるように思える」と指摘。

そして、「彼は火曜の試合で、最初に対戦した打者4人から3点を許した」とした上で、A.J.ヒンチ監督による、「(オールスター)ブレークは良いタイミングでやって来る。もちろん、第1の目標は彼を立て直すことであり、我々は彼がもっと効果的であるために必要としていることを明らかにしなければならない」とのコメントを伝えている。

前田はローテーション通り行けば、次はオールスターブレーク入り直前の現地14日(日本時間15日)に行われる本拠地でのドジャース戦となるが、このところの低調なパフォーマンスを受け、チームがどのような判断をするのか注目される。